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ペロシ下院議長などの暗殺が目的か?大量の銃器を持って連邦議会に向かった男

ペロシ下院議長などの暗殺が目的か?大量の銃器を持って連邦議会に向かった男
U.S. ATTORNEY'S OFFICE FOR D.C.

1月6日、トランプ大統領の支持者らが、ワシントンD.C.にある連邦議会議事堂を一時的に占拠した事件では、次々と参加者の身元が明らかになり逮捕者も出ている。1月7日に逮捕された13人の中には、大きな悲劇を生みかねない人物もいた。

 

大量の銃器を持って連邦議会へ

 

ノースカロライナ州在住のクリーブランド・メレディス(53歳)は、ナンシー・ペロシ下院議長やミューリエル・バウザーワシントンD.C.市長を暗殺するという脅迫を発信していた人物だ。

 

1月6日の連邦議会の占拠に加わろうとコロラド州からワシントンD.C.に向かったものの、途中で運転していたトラックが故障し、到着した時にはすでに暴徒は鎮圧された後だったという。その道中でメレディス氏は、車中から脅迫を発信し続けていた。

 

驚くことに、彼は大量の銃器と2500発もの弾丸を所持していたという。彼は脅迫に加えて、銃器や弾丸の不法所持などの罪で1月8日に起訴されている。

 

法廷では涙を見せた

 

アメリカ合衆国下級判事であるマイケル・ハーベイ氏は、メレディス被告が北海道から沖縄県に行くのよりも遠い距離を車で走らせ、目的を実行するのに十分すぎるほどの武器を所持していたことなどから、「真の脅威」だと証明できうると考えているという。

 

メデレィスの弁護人は、暴動に参加するつもりはなく政治集会に参加するつもりだったこと、コロラド州に持ち込んだ銃器をそのままワシントンD.C.へ持ってきてしまったが、許可されていないことに途中まで気づかなかったことなどを主張している。

 

勾留質問で裁判所に姿を現した際には、メレディス被告は涙をぬぐったり、頭を抱えたりしており、動揺がみられた。

 

安全を保障できないとして保釈は却下され、次回は1月28日に予審が予定されている。メレディス被告の家族関係などについて詳細は明らかではないが、子どものいる父親であるとのこと。(了)

 

参考:U.S. ATTORNEY’S OFFICE FOR D.C.「Thirteen Charged in Federal Court Following Riot at the United States Capitol」(1/8)

参考:CBS「“A certain danger”: Judge detains man accused of threatening Nancy Pelosi and D.C. mayor」(1/15)

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