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ドイツのイスラエル総領事館付近で銃撃戦、警察がライフルを持った男を射殺

ドイツのイスラエル総領事館付近で銃撃戦、警察がライフルを持った男を射殺
X_Ronen Steinke

ドイツのミュンヘンで、イスラエル総領事館を狙った銃撃事件が起き、警察により犯人が射殺された。

 

犯人は10代のオーストリア人

 

その事件が起きたのは9月5日、場所はミュンヘンにあるイスラエル総領事館付近とされている。

 

その日の午前9時過ぎ(現地時間)、ライフルを持った男がイスラエル総領事館に現れ、ドイツの警察との間で銃撃戦が行われたという。その後、男は射殺され、ケガ人などの報告は出ていない。

 

ドイツ・メディアは、容疑者が最近ドイツへ旅行し、ザルツブルク地域に住んでいた10代のオーストリア人で、イスラム過激派だと報じている。下の動画は南ドイツ新聞のジャーナリスト、ローネン・シュタイク氏が、オフィスから撮影した映像。

 

ミュンヘン・オリンピック襲撃事件と同じ日

 

犯人の動機は明らかにされていないが、メディアはその日が、1972年のミュンヘン・オリンピック襲撃事件から52周年にあたると指摘。この事件では、イスラエルのオリンピック選手団11名が、パレスチナ武装組織によって殺害された。

 

警察はまだ、今回の事件とミュンヘン事件との直接の関連性を明らかにしていないが、バイエルン州の州首相は、この日に襲撃が計画されていた「重大な疑い」があると述べている。

 

またバイエルン州警察と検察も共同声明で、犯人の男が「イスラエル総領事館を巻き込んだテロ攻撃を計画していた」との見方を示した。

 

ドイツのオラフ・ショルツ首相は「X」への投稿で、「緊急サービスの迅速な対応が、おそらく恐ろしいことが起きるのを防いだ」と称賛。さらに「ここには反ユダヤ主義とイスラム主義は存在しない」と述べたという。

 

イスラエル総領事館と近くのナチス文書センターは常に警察の監視下にあるが、中東で紛争が激化して以来、監視が強化されている。(了)

 

出典元:The Guardian:Munich police kill man who opened fire near Israeli consulate(9/5)

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