突然、駅の屋根が崩壊、下敷きになり14人が死亡【セルビア】
ヨーロッパ南東部にあるセルビア共和国で、駅の屋根が突然崩落し、数多くの人々が亡くなった。
死者の中には幼い子供も
この事故が起きたのは11月1日、場所はセルビアの町、Novi Sadにある駅とされている。
その日の早朝、駅の外側に作られていた屋根の一部が、突然崩壊。多くの人が崩れた屋根の下敷きになり、14人が死亡したという。
亡くなった人の中には、6歳または7歳の子供も含まれており、夕方には市民が死者を悼むため、現場で蝋燭の火をともし、花を手向けたそうだ。
Rekonstruisana železnička stanica u Novom Sadu!
Ovo je katastrofa i tragedija za koju verovatno niko nikada neće odgovarati.
📹 Ig serbialive/novi sad pic.twitter.com/DX6bdB14lv— Lodger Limansky (@paratzelzius) November 1, 2024
80人以上で生存者を捜索
崩れた屋根は、駅の入り口付近にあり、下のベンチで寛ぐ人々に日陰を提供していたという。
事故後、80人以上の救助隊員が、クレーンや掘削機を使って瓦礫を掘り返し、生存者を捜索。救助された人々は病院へ運ばれたが、そのうち3人が重篤な状態とされ、2人が手術を受けたそうだ。
また亡くなった14人のうち、5人の身元が確認できていなかったと言われている。
セルビアのAleksandar Vučić大統領は事故後、テレビ放送で次のように演説した。
「私たちは皆で力を合わせて、犠牲者の家族を支援し、被害を最小限に抑え、愛する人を失った人々をできる限り助けるために、全力を尽くさなければなりません」
セルビア鉄道は、崩壊した屋根は改修工事が行われた箇所ではなかったとし、原因と調査に関する新たな詳細を、直ちに発表すると約束した。(了)
出典元:The Guardian:Roof collapse kills at least 14 people at Serbian train station(11/1)