Switch news

World News Odyssey

ピックアップ

米で初めてニュージャージー州とハワイ州が、サーカスでの動物の使用を禁止

米で初めてニュージャージー州とハワイ州が、サーカスでの動物の使用を禁止
flickr_Owen Parrish

先月、アメリカで初めてニュージャージー州が、サーカスなどでの野生動物の使用を禁止し、ハワイ州もそれに続いたのをご存知だろうか。

 




ゾウやトラ、ライオンなども使用禁止

 

昨年の12月、ニュージャージー州とハワイ州は、サーカスやショーなどで行われる、野生動物を使ったパフォーマンスを禁止した。

 

その野生動物にはゾウやトラ、ライオン、クマ、そして霊長類なども含まれるという。

 

もっともアメリカではすでに145の自治体で、動物によるパフォーマンスを制限する条例などが設けられているそうだが、今回のような全面的なパフォーマンスの禁止は先駆的な手段とされている。

 

flickr_Laura LaRose

ニュージャージーでは満場一致で可決

 

ニュージャージー州での今回の禁止案は、昨年6月に州議会の上院において満場一致で可決され、その後Phil Murphy知事は昨年の12月半ばに施行するため、法案(Nosey’s Law)に署名したという。

 

またハワイ州ではDavid Ige知事が、ハワイ行政規定4-71章の修正案にサインした後、州の改革案を承認した。

 

この修正案の嘆願は、2014年にアメリカの「Humane Society」によって提案され、昨年9月に開かれたハワイ農業委員会の執行委員会において、6対3の票数により可決されたそうだ。

 

サーカスでの動物虐待の実態とは

 

「アメリカHumane Society」のCEOであるKitty Block氏は、The dodoに対して次のように語っている。

 

「ショーなどで使われる動物たちは数カ月、開催地から開催地へと連れ回される間、列車や換気も行われないトラックにおいて長期間、極限状態での監禁を強いられます。またパフォーマンスをしない時には、ゾウなどは鎖に繋がれ、狭い檻に監禁されます。(略)動物たちは日常的に運動する機会を奪われ、獣医のケアを受けられず、通常の食べ物でさえ与えられないこともあるのです」

 

「またサーカスの動物たちが、絶え間なく虐待されているのは普通のことです。トレーナーたちはパフォーマンスをさせるために、動物たちをムチで叩いています。恐怖と苦痛を通して、動物たちを無理やり服従させているのです。虐待の多くはトレーニングの間に行われ、公には隠されているのです」

 

「今回のニュースは、1994年にホノルルサーカスで使われていたゾウのTykeの出来事の後のため、特に歓迎します。Tykeは数年間にわたって虐待を受け、酷使され続け、パフォーマンスの最中にトレーナーに襲いかかったのです。そして会場を抜け、通りに出て、警察に追われ、最後は銃で撃たれて殺されたのです」

 

下の写真は銃(ショットガン)で何十発も撃たれ、全身血まみれになったTykeの姿。

 

 

その上でBlock氏は「ハワイとニュージャージーにおけるこれらの改革は、ここに来るまでに長い道のりでした。これらの一掃するような改革を、今年で終わらせてくれて、Ige知事とPhil Murphy知事には感謝しています」と語っている。(了)

 

 

出典元:Good News Network:In One Week, Two US States Become First in Nation to Ban Wild Animal Use in Circus Acts(2018/12/30)

出典元:The dodo:Second State Bans Wild Circus Animals(2018/12/26)

Return Top