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組織的窃盗団がスポーツ選手の自宅を狙っている、FBIが警告

組織的窃盗団がスポーツ選手の自宅を狙っている、FBIが警告
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アメリカの連邦捜査局(FBI)は先日、組織的窃盗団の存在について、スポーツ業界に警告を発した。

 

9人の選手の自宅で窃盗被害

 

発表された報告書によれば、2024年9月から11月の間、組織的窃盗グループが少なくとも9人のスポーツ選手の自宅から、物を盗んだという。

 

このような窃盗事件は、スポーツ選手が試合中や旅行中に自宅を狙うケースがほとんどだが、中には住人が家にいる時に起きる場合もあるそうだ。

 

実際これまでに、アメフトのチーム「カンザスシティ・チーフス」に所属する、パトリック・マホームズ選手や、トラビス・ケルシー選手の自宅も狙われたという。

 

また他の7件も全て、アメフトの選手たちの自宅を狙った窃盗事件だったと言われている。

 

事前に入念な準備・情報収集

 

これらの窃盗団は南米出身の犯罪者によって構成されているとみられ、彼らは犯罪に備えて物理的および技術的な監視を行い、公開されている情報やソーシャルメディアを使用して、被害者の生活パターンを特定しているという。

 

このような入念な準備により、窃盗団は多くの場合、スポーツ選手の家のどこに貴重品が保管されているかを、事前に知っているそうだ。FBIは報告書で、次のように述べている。

 

「これらの準備戦術により、窃盗グループは短時間で強盗を行うことができる。組織的な窃盗グループは警報システムを回避し、Wi-Fiジャマーを使い、Wi-Fi接続をブロックしてデバイスを無効にし、防犯カメラを覆い隠し、身元を隠している」

 

自宅にいる時に窃盗団に入られた場合、犯人が武装している可能性があるため、FBIは法執行機関に助けを求め、犯罪者と関わらないよう推奨している。(了)

 

出典元:ABC News:FBI issues warning about burglaries of pro athletes’ homes(12/31)

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