【中国】幼稚園の給食に食べられない着色料を混入、200人以上の子供たちが鉛中毒に

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先日、中国の幼稚園で、着色料を使った給食が出され、多くの子供たちが鉛中毒に陥った。
安全基準値の2000倍を超える鉛
この事件が起きたのは、中国北西部の甘粛省・天水市にある幼稚園とされている。
この幼稚園では先日、給食に蒸し紅棗餅や、コーン入りソーセージ・ロールパンが出されたのだが、それを食べた児童たちが体調を崩したという。
そこで検査を行ったところ、児童の血液から、国の安全基準値の2000倍を超える鉛が検出されたそうだ。
鉛の血中濃度が高かった児童は233人もおり、その後200人以上が病院へ入院した。
食べられない着色料を使用
この原因は、給食の調理員が、食材を彩るために、食べられない着色料を使ったこととされている。
警察が捜索したところ、調理で使われた着色料が見つかり、そこには食べられないものだと明記されていたという。
しかも、園長が調理員に着色料をネットで購入するよう指示しており、事件後に8人が逮捕された。
実は、この着色料がいつから使用されていたかは、明らかになっていない。ただ複数の保護者は、中国国営メディアに対し、3月から子供たちが胃や脚の痛み、食欲不振を訴えていたと語っている。
今回の紅棗餅とソーセージ・ロールパンからは、1kgあたりそれぞれ、1052mgと1340mgの鉛が検出されたという。(了)
出典元:BBC:Chef’s food decoration at Chinese pre-school poisons 233 children(7/8)