強風の中、貨物機の主翼が滑走路に衝突、間一髪で大惨事を免れる【動画】

台湾の空港で強風の中、ボーイング747貨物機が着陸を試み、ちょっと恐ろしい瞬間が撮影された。
台湾桃園国際空港に着陸
その出来事が目撃されたのは8月13日、場所は台湾桃園国際空港(TPE)とされている。
当時、宅配企業「UPS」の貨物機、ボーイング747が激しい風の中、何とか着陸を試みたという。
その際、バランスを崩し、右の主翼が滑走路に衝突して火花が散るも、その後無事に着陸することに成功した。その瞬間がこちら。
New footage of a UPS Boeing 747-8F experiencing an engine pod strike during landing at Taiwan Taoyuan International Airport (RCTP).
📸 by Jal_kana pic.twitter.com/tRZiaFoR9D— aircraftmaintenancengineer (@airmainengineer) August 14, 2025
3回目の着陸を試みる場面
実は、当時この貨物機はすでに2回着陸を試みていたが失敗し、この時は3回目の着陸だったという。
しかし滑走路が近づいてきた時、突風に見舞われたため、機体が大きく傾いたそうだ。
この着陸で、エンジンを覆うカウリングの一部が剥がれたものの、負傷者などは報告されていない。
当時、台湾では台風「ポドゥール(Podul:11号)」の猛威に見舞われており、特に南部では時速190kmの強風をもたらしたという。
また先週初めには、台風の猛威により、112人が負傷し、少なくとも1人が行方不明となり、その後8000人が避難を余儀なくされたそうだ。(了)
出典元:Daily Beast:Boeing 747 Smashes Into Runway While Landing During Typhoon(8/14)