ドバイの航空ショーでインドの戦闘機が墜落、パイロットが死亡

ドバイで2年に1度開催される航空ショーにおいて、インド空軍の戦闘機が墜落し、その瞬間が撮影された。
インドの戦闘機「HAL Tejas」
この事故が起きたのは11月21日、場所はドバイ第二の空港、Al Maktoum国際空港とされている。
その日の午後2時10分頃(現地時間)、インド空軍が運用する戦闘機「HAL Tejas」がデモ飛行を行っていたが、突然制御を失い、地面に向かって急降下、墜落したという。
この事故により、インド空軍のパイロットが死亡。インド空軍は声明で、「悲しみに暮れる遺族に深く哀悼の意を表し、強く寄り添う」と述べ、「事故原因を究明するため、調査委員会が設置されている」と明らかにした。
An Indian-made HAL Tejas fighter jet crashed during a demonstration at the Dubai Airshow in the United Arab Emirates, killing the pilot in the aircraft’s second recorded accident. pic.twitter.com/27WaFSC3J8
— Al Jazeera English (@AJEnglish) November 21, 2025
家族連れが集まり、航空ショーを見物
この航空ショーは1週間にわたって開催され、21日は最終日になっていたという。
また事故当時、空港には多くの家族連れが集まり、航空ショーを見物していたそうだ。
戦闘機「HAL Tejas」は、インド国営の「ヒンドゥスタン航空会社(HAL)」が製造した国産の戦闘機で、インドの戦力不足に悩む戦闘機群を増強できると期待されていたという。
またインド国防省は9月、「ヒンドゥスタン航空会社」と契約を締結し、空軍向けに97機の「Tejas」戦闘機を発注。2027年に納入が開始される予定だった。
昨年もインド西部ラジャスタン州で「Tejas」戦闘機が墜落したが、パイロットは脱出して無事だったそうだ。(了)
出典元:ABC News:Indian fighter jet crashes during a demo flight at Dubai Air Show, killing the pilot(11/21)

























