インドの空港で荷物からヒョウの赤ちゃんが!密輸の疑いで乗客の男を逮捕
インドの空港で、タイから到着した男の荷物を検査したところ、バッグの中から生後1カ月のヒョウの赤ちゃんが見つかった。
組織的な密輸の犯行の疑いもあるとして、現在調査が進められている。
乗客の荷物から生き物の鳴き声が
今月2日、バンコクからインドのチェンナイに到着したタイ国際航空337便。
この飛行機に搭乗していた1人の乗客の「挙動不審」な行動が、空港職員の目に留まった。荷物を受け取るターンテーブルから自身のバッグを取ると、足早に空港ターミナルを立ち去ろうとしていたのだという。
職員が近寄り男を注視していると、バッグから生き物の鳴き声が聞こえてきたのだそうだ。
怪しいと感じた職員は男を別室へ連れていき、手荷物を検査することにした。
密輸されたヒョウの赤ちゃんを発見
職員からの質問に答えを濁す男、そこで男のキャリーケースの中身を確認したところ、バスケットが発見された。
そのバスケットの中には、小さなヒョウの赤ちゃんが入っていたのだという。
Leopard cub found in passenger's luggage at Indian airport https://t.co/aPCVo0wufZ @BBCNews #wildlifecrime pic.twitter.com/GWAfbGQmOd
— 🌎Animal Watch🌍 (@Animal_Watch) February 2, 2019
While smugglers may fear the iron hand with which Indian Customs comes down on them – we have a softer side too! A leopard cub was rescued by Customs, while being smuggled into India by a passenger, was fed, and later handed over to the forest dept for rehabilitation@WCO_OMD pic.twitter.com/PsnVHoujzK
— Debi Prasad Dash (@debidashindia) February 2, 2019
ヒョウの赤ちゃんは、「ショック状態で声を震わせて鳴き、みるからに弱っていた」そうだ。
税関職員は栄養補給のため、ミルクを哺乳瓶に入れ、ヒョウの赤ちゃんに与えたという。
#Leopard cub discovered in passenger’s luggage at #Chennai airport#India pic.twitter.com/VJXcVpK7oL
— Ruptly (@Ruptly) February 3, 2019
国際密輸組織との関連も指摘される
野生生物保護法により野生動物の輸入は禁止されている。
診察した獣医によると、この赤ちゃんは生後1カ月のメスで、体重はわずか約1kgだったが、健康状態は良好とのことだ。
今後、チェンナイ市内の動物園に引き取られ、そこでリハビリが行われるという。
一方、タイからヒョウを持ち込もうとした45歳の男(国籍は明らかにされていない)は逮捕され、入手先について捜査が進められている。
タイからの野生動物の密輸はこれが初めてではないとして、Tamil Nadu森林局は、国際密輸組織との関連についても調査をしているという。(了)
出典元:The New Indian Express:Customs officials foil bid to smuggle leopard cub at Chennai Airport (2/2)
出典元:ABC:Mewling leopard cub found in passenger’s bag at Indian airport (2/3)