Switch news

知っておきたい世界のニュース

イランが米軍基地に向け、十数発の弾道ミサイルを発射【動画】

イランが米軍基地に向け、十数発の弾道ミサイルを発射【動画】
Twitter/ISNA

イランがイラクにあるアメリカ軍基地(正確には米軍が駐留しているイラク軍基地)に向かって弾道ミサイルを発射した。これは先週、米軍によって実行されたガセム・ソレイマニ司令官殺害に対する報復だと見られている。

 

イラン革命防衛隊もミサイル発射を認める

 

米国防総省は、イラクの Anbar 県にあるAin al-Asad (アイン・アル・アサド)空軍基地と、北部にあるErbi基地が、イランから打ち上げられた十数発に及ぶミサイルの一斉攻撃を受けたことを確認したという。

 

またイラン革命防衛隊も声明を発表。その中で「殉教者のガセム・ソレイマニ司令官の名のもとに、イラン革命防衛隊の勇敢な航空宇宙部隊の兵士により、十数発の弾道ミサイルが打ち上げられ、Al Assad基地への攻撃に成功した」と述べたそうだ。

 

またイランのニュースサイトも、夜空にミサイルが打ち上げられる動画を公開している。下はイラン学生通信(ISNA)がツイッターで公開した動画。

 

現地時間8日午前1時30分頃

 

ホワイトハウス報道官のStephanie Grisham氏は、次のように述べている。

 

「私たちはイラクにある米軍施設への攻撃の報告について知っています。大統領はブリーフィングを受け、状況を注視しており、安全保障チームと検討しています」

 

またアメリカ国防総省も次のように声明を発表した。

 

「ワシントン時間で7日の午後5時半頃、イラクの現地時間で8日の午前1時30分頃、イランはイラクにある米軍や同盟軍に対して、12発以上の弾道ミサイルを発射した。これらのミサイルがイランから発射されたこと、またイラクにある少なくとも2つの基地、アメリカ軍や同盟軍を迎え入れているal-Asad 空軍基地(とErbi基地)を狙ったものであることは明らかだ」

 

国防総省の声明によれば、現在基地は警戒態勢がとられ、アメリカ軍やパートナーを守るための適切な処置がとられているという。

 

また国防総省は、現在も被害状況の調査を進めていると述べている。(了)

 

出典元:The Guardian:Iran crisis: missiles launched against US airbases in Iraq(1/8)

記事が気に入ったら
Switch Newsをフォローしよう!


Return Top