モスクワの街に「バットモービル」が出現、警察がその改造車を押収
ロシアで「バットモービル」風の改造車が発見され、その後警察によって押収された。
正式に登録されていない車
その「バットモービル」は、映画『バットマンVSスーパーマン』に登場したモデルで、カスタムメイドの車だったという。
そして先日、モスクワ市の中心部でこの車を交通警察が発見。道路上での安全基準を満たしていない恐れがあることから、警察が押収したそうだ。
内務省のモスクワ支部の声明によれば、その車は正式に当局に登録されておらず、道路上での使用に適したとする証明も得ていないという。
持ち主は32歳の男
また新しい検査の結果、この車の大きさ(6mの長さがあったとか)は認められた基準を超えており、公道での安全性に問題があるとみなされた。
この車の所有者はモスクワ市出身の32歳の男性で、現在3つの容疑で取り調べを受けているという。
3つの容疑とは、車に関する書類の不備、過度な車の重量やサイズ、また公道を走行するには許されていない規格外の特徴など、とされている。
実は似たような車はロシアのウェブサイト「Auto.ru」でも販売されており、それらは2018年にアメリカからロシアに輸入され、その後電気部品などが加えられ、改造されたとか。
また2019年の終わり時点では、その車には84万ドル(約9100万円)の値がついていたという。(了)
出典元:BBC:Moscow police seize custom ‘Batmobile’(2/26)
出典元:AFP:「バットモービル」風の改造車、警察が押収 モスクワ(2/28)