ミャンマーで船長が船からダイブ、溺れそうな乗客の女性を救助
ミャンマーでフェリーの船長が水に飛び込み、溺れそうな女性の乗客を救助したとして、話題となっている。
12mの高さから飛び込む
その船長とは、U Myint Ayeさん(60)。彼は2月18日の午前10時30分頃、ヤンゴン川のPansodanフェリーターミナル付近にある、Dala港に船を接岸しようとしていたという。
その時、乗客の女性が足を滑らせ、水の中に落下。このためAyeさんは、船体と岸壁の間に女性が挟まらないよう船を操り、岸壁から離したそうだ。
さらに溺れそうな女性、Khin Chan Myaさん(34)を救うため、約12mの高さから水へ飛び込み、他の2人のクルーとともに救助した。
Myanmar Mixさんの投稿 2020年2月19日水曜日
Myanmar Mixさんの投稿 2020年2月19日水曜日
Myanmar Mixさんの投稿 2020年2月19日水曜日
Myanmar Mixさんの投稿 2020年2月19日水曜日
命の危険は顧みなかった
集まっていた人々の助けを借りて、陸に引き上げられた女性はショックを受けていたようだが、意識はあり、その後地元の病院へ搬送されたという。
Ayeさんは当時の心境について、次のように語っている。
「私はその時、自分の命のリスクは考えていませんでした。私は女性が安全であってほしいと思い、飛び込んだのです。私は今、年をとりました。もし死んでも、大丈夫です。しかし若い女性は生きているべきです」
Ayeさんと2人のクルーはその後、女性を救助した行為を讃えられ、救助の時の写真が入った盾が町から贈られたそうだ。
またAyeさんは40年以上もフェリーで働いており、今年の終わりには引退する予定だったが、これまでにも数え切れない人々を救助してきたという。(了)
出典元:MailOnline:Hero captain leaps from the top of his ferry to save drowning woman who fell over the side in Myanmar(2/27)