新型コロナによるロックダウンの影響か?米で少女が首を吊って自殺
新型コロナウイルスにより、世界の多くの国でロックダウン(都市封鎖)が行われ、人々が自宅待機を余儀なくされている。
そんな生活へのストレスからか、アメリカで10代の少女が自殺した。
自宅待機中に15歳の少女が自殺
亡くなったのは、カリフォルニア州の街、Stocktonに住んでいた Jo’Vianni Smithさん(Joさん)(15)だ。
地方局「KTXL」によれば、彼女は4月の初旬、州全体で外出禁止が命じられている中、自宅で首を吊った状態で発見されたという。
彼女の母親であるDanielle Huntさんは、 Joさんが自殺の理由を示したメモなどを一切残していなかったとしているが、自宅待機中のストレスが原因ではないかと見ている。
またDanielleさんは、母親として子供とオープンにコミュニケーションをとるなど、出来る限りのことをしたとしながらも「心配する必要がないと思った子供にも、心配をする必要があったのかもしれません」と述べている。
子供とコミュニケーションをとるように
Joさんは高校でソフトボールをしており、遠征チームでもキャッチャーやセカンドを守るなどして、有望なアスリートだったという。
チームのコーチの1人であるBill Fletcherさんは、フェイスブックにおいて他の親たちにも Joさんの死によって、子供たちとパンデミックについてコミュニケーションをとるよう促している。その上で次のように語っている。
「私は Joが、このような結論に至るまでに、どのような経験をしていたのか想像もつきません。彼女の母親はシングルマザーで、自身でケータリングのビジネスを行っています。しかし今回のことで、その仕事もうまくいっていないでしょう」
さらにFletcherさんは親たちに対し、この健康危機において、子供が自らをコントロール出来る術を知っていると仮定しないよう求めている。
現在、母親のDanielle Huntさんを支援するために、クラウドファンディングのサイトが立ち上がっている。(了)
出典元:NYPost:Teen commits suicide likely over stress from coronavirus lockdown(4/12)