【動画】オートパイロット中のテスラ車が、減速せずトラックに突っ込む
それは先月31日、台湾の高速道で起こった事故。横転した大型トラックが道路の内側車線を塞いでしまい、後続の車はそれを避けて通り過ぎていたが、しばらくしてやって来たテスラ モデル3だけは直進を続け、トラックに突っ込んだ。
現場を捉えた監視カメラの映像が、ツイッターでシェアされている。
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Tesla Model 3 plows info overturned truck on highway. I’m sure the driver was paying complete attention to the road and wasn’t relying on autopilot because he was told the car could drive itself….$TSLAQ pic.twitter.com/cHjueqH0j4— Fred Lambert is never getting his Roadster 🐓 (@jsin86524368) June 1, 2020
オートパイロットで走行していた
事故が起こったのは、台湾の国道1号「中山高速公路」上。現地メディアによれば、横転したトラックは食材を運ぶ保冷車で、横転そのものは単独事故だった。ドライバーが中央分離帯に立って牽引車両の到着を待っていたところ、やって来た白いテスラ車が、そのままトラックに突っ込んだ。
テスラ車は、ボックス型のトラックに突き刺さるような形で止まった。ドライバーは無事で、同乗者はいなかった。
テスラ車を運転していた男性は、警察からの事情聴取に対して「運転のアシストシステムをオンにしてあり、時速110kmで走るように設定してあった」と話している。「障害物があれば(システムが)感知し、自動でブレーキをかけると思っていたが、車はスピードを落とさなかったので驚いた」とのことだ。
監視カメラの映像を見ると、衝突寸前のテスラ車のタイヤから白煙が上がっている。この時にブレーキがかかったようだが、自動運転によるブレーキなのか、ドライバー本人が踏んだブレーキかは分かっていない。自動運転によるブレーキならば、遅すぎて間に合わなかったことになる。
完全な自動運転ではない
テスラ車の特長である「オートパイロット」は、ドライバーをアシストするために、車が自動的にハンドル操作、加速、ブレーキを行うシステムだ。完全な自動運転ではないため、ドライバーは常に車を監視する必要がある。
海外メディアによれば、テスラ車のオーナーがオートパイロットで走行中に、事故になりかねない状況に陥った例が多数報告されているそうだ。(了)
出典元:Taiwan News:Video shows Tesla on autopilot slam into truck on Taiwan highway(6/2)
出典元:autoblog.com:Watch a Tesla Model 3 drive into a flipped truck on a Taiwan highway(6/1)