スペインの動物園で女性飼育員がゴリラに襲われ、両腕や胸を骨折
スペインにある動物園で、飼育員がゴリラに襲われ、大ケガを負う事件が起きた。
3つのドアをくぐり抜け襲う
この出来事が起きたのは9月27日、場所はマドリードにある「マドリード動物園」とされている。
その日の午前10時頃(現地時間)、19年の経験を持つ女性飼育員(46)が、いつものように屋内の施設で、29歳になるオスのゴリラ「Malabo」に朝食を用意し、清掃していたという。
そのとき「Malabo」は屋内施設に通じる3つのドアをくぐり抜け、そこにいた飼育員に襲いかかったそうだ。
「Malabo」の体重は約197kgもあり、襲われた女性飼育員は両腕や胸を骨折。頭にもケガを負い、マドリード市立病院へ搬送された。
Zoo keeper is savagely mauled by a GORILLA in Madrid https://t.co/Aj7ikt9GFO
— Daily Mail Online (@MailOnline) September 27, 2020
女性飼育員の容態も安定
その後、動物園のスタッフは現場から「Malabo」を移動させ、獣医チームがトランキライザーを打ち込んだという。そして麻酔をかけられたゴリラは寝床に運ばれ、落ち着いた状態になったそうだ。
また女性飼育員も当時は深刻な状態だったが、現場で救急隊員によって治療を受け、容態が安定したとされている。
ゴリラがどうやって3つのドアをかいくぐったのかは、明らかになっていない。現在、動物園のスタッフによって、原因について調査が続けられているという。
「Malabo」はこの動物園で生まれ、人間によって育てられたが、今回仲間のグループを守るような行動をとったと考えられている。(了)