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ロシアで道路上に人骨が散乱、高速道に頭蓋骨なども転がる

ロシアで道路上に人骨が散乱、高速道に頭蓋骨なども転がる
Twitter/Xy5Z89

ロシアの道路上に、複数の人骨が発見され、現在捜査が進められている。

 

シベリアのハイウェイで発見

 

その人骨が見つかったのは11月初旬、シベリアのイルクーツク州にある街、キレンスクだという。

 

この街を通る高速道路上に、人間の頭蓋骨や骨の一部が散乱しているのが発見されたそうだ。

 

人骨は約100年前のものと考えられ、道路上に転がっている様子が、ツイッターにも投稿されている。

 

道路を解凍する砂に混じっていた?

 

この骨に関してはさまざまな憶測が立てられている。そもそも、この地域では市の職員が道路の雪を解かすために砂を使っているのだが、その中に人骨が含まれていたのではないか、と疑われている。

 

この説では、使われた砂が墓地の近くで採取され、その時に埋葬されていた人骨が紛れたのではないか、と考えられているという。

 

この説を信じた地元の政治家であるNikolay Trufanov氏は、この事件についてフェイスブックに投稿。「これがどんなに醜いことか、説明すらできません。法執行機関が、何が起こったのかをできるだけ早く調査してくれることを願っています」と非難している。

 

道路近くの墓から流れてきた?

 

その一方で、この骨が、道路の近くにあるロシアの内戦時代(1917年から1922年にかけての内乱)に作られた埋葬場所からのものであるという説もあるようだ。

 

実際、政府職員がメディア「RBC」に非公式の形で「これらの骨の断片は、内戦時代の古い墓からのものだ」と述べているという。

 

またスターリンの時代に行われた、シベリアにあるKolymaハイウェイの建設では、強制収容所の人間が駆り出され、約25万人が死亡したとされている。

 

現在、キレンスクにある骨は回収され、州の内務大臣によって捜査が開始されているという。(了)

 

 

出典元:INDEPENDENT:‘Road of bones’ discovered in Siberia(11/18)

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