ユナイテッド航空の機内で、男性が新型コロナのような症状を示し、その後死亡
先日、アメリカのユナイテッド航空の機内で、1人の男性が新型コロナウイルスに感染したような症状を示し、その後病院で死亡が確認された。
機内で男性の様子が急変、緊急着陸
問題の旅客機は12月14日に、フロリダ州の街、Orlandoにある空港を離陸。そのまま西海岸のロサンゼルスへ向かう予定だったという。
しかし途中、乗客の男性が新型コロナのような症状を訴えたため、ルイジアナ州のニューオーリンズにある空港へと緊急着陸した。
その後、男性は病院へ搬送されたが、死亡が確認されたそうだ。この件により、ユナイテッド航空側には説明が求められた。
CDCも死因の特定はできていない
実は乗客らは、機内に搭乗する前には、アンケート用紙に現在の体調について、書き込むよう求められていたという。
しかし死亡した乗客の男性は、アンケートにも「新型コロナの検査で陽性になっていない」「新型コロナによって引き起こされる症状はない」と答えていたそうだ。
もっともこの男性の本当の死因については、米疾病予防管理センター(CDC)でさえまだ特定できていない。
味覚や嗅覚が失われていたと妻が訴える
ただしユナイテッド航空によれば、男性の妻は医療従事者に対して、夫には味覚や嗅覚が失われていたなど新型コロナの症状が見られた、と話していたいう。
CDCは現在、さらなる公衆衛生の対策(乗り合わせていた他の乗客に対するものなどを含む)が必要かを判断するため、情報を収集している。
またフライトアテンダント組合のTaylor Garland氏によれば、同機に搭乗していたフライトアテンダントはロサンゼルスに到着次第、ガイドラインに従い、2週間の隔離に入るという。
そして今後もクルーたちへの支援提供を継続するとしながらも、旅行客に対しては新型コロナ・ポリシーに従い、具合が悪ければ自宅に留まるよう促している。(了)
出典元:NBC:Man With Coronavirus-Like Symptoms Dies Shortly After Flight Heading to LA(12/18)