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エジプトのビル倒壊事故で奇跡、瓦礫の中から生後6カ月の赤ちゃんを救出

エジプトのビル倒壊事故で奇跡、瓦礫の中から生後6カ月の赤ちゃんを救出
Twitter/Arab News

先日、エジプトで突然ビルが倒壊する事故が起き、多くの人々が犠牲になった。しかしその後の救出活動により、赤ちゃんが奇跡的に生きたまま救い出された。

 

現時点で死者は25人

 

3月27日、エジプトの首都カイロにある10階建て(地上9階建て)のビルが突然、倒壊。中にいた多くの人が瓦礫の下敷きになり、中に閉じ込められたという。

 

そして3月27日、当局は、この事故により26人がケガを負ったと発表。翌28日には、25人が死亡したと発表された。

 

しかし同じ日に、瓦礫の中から生後6カ月になる男の子の赤ちゃんが救助されたという。

 

男の子の容態は現時点で安定しているが、赤ちゃんの母親や父親、姉などはすでに死亡が確認されたそうだ。

 

しかしまだ、赤ちゃんの兄が見つかっていないとして、レスキュー隊は引き続き捜索を続けているという。

 

倒壊事故は決して珍しいことではない

 

現時点で、ビル倒壊の原因は分かっていない。そのため調査委員会が立ち上げられ、隣接するビルなどの構造的な安全性の検査が進められている。

 

ただしエジプトでは、このような建物の倒壊は、決して珍しいことではないそうだ。

 

特にスラム街や貧しい地域、農村のような地域では、粗雑な建設が広く行われているという。

 

また首都のカイロや、地中海の都市アレクサンドリアのような大都市でも、不動産が割高になっているため、より大きな利益を求める開発業者が建築基準に違反することがよくあると言われている。

 

このためエジプト政府は最近、違法な建物の取り締まりを開始。違反者を検挙し、違法建築物の多くを取り壊しているという。(了)

 

出典元:ABC News:Infant found alive after Egypt building collapse kills 25(3/29)

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