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ドイツとベルギーで洪水の被害拡大、70名が死亡、1300人が行方不明か【動画】

ドイツとベルギーで洪水の被害拡大、70名が死亡、1300人が行方不明か【動画】
YouTube/Storyful Rights Management

ドイツやベルギーなどで大規模な洪水が発生し、多くの人々が犠牲となっている。

 

1300人が行方不明との報道も

 

7月15日、ドイツ西部やベルギーでは、記録的な大雨が降り、河川が氾濫。大規模な洪水が起きた。

 

現時点で少なくとも70人の死亡が確認されており、1300人が行方不明(もしくは連絡が取れない)との報道もされている。

 

犠牲者の多くはドイツ人だが、ベルギーでも洪水により11人が亡くなっており、行方不明者も出ているという。

 

ドイツのラインラント・プファルツ州とノルトライン・ウェストファーレン州では特に大きな被害が出ており、オランダにも甚大な影響が及んでいるそうだ。

 

警察のヘリが住民を救出

 

ドイツでは数百人の兵士が配置され、警察のヘリコプターも出動。家に取り残された人々の救出にあたっているという。

 

そしていまだに数十人の人々が家の屋根に登り、救助がくるのを待っている。

 

またドイツの放送局SWRによると、非常事態宣言が出されているアイフェル地方の山岳地帯にあるシュルト・ベイ・アデナウ地区では、約25棟の家屋が倒壊の危険にさらされているという。

 

しかもいくつかの家屋は完全に遮断され、もはやボートでは到達できないと言われている。

 

ラインラント・プファルツ州北部の町、マイエンの住人らは「このような事態は予想していなかった」や「今までこんな経験はなかった」と述べている。

 

ベルギーやオランダの状況とは?

 

一方、ベルギーのVerviers市でも、通りを大量の水が流れていく映像が撮影された。

 

 

ベルギーの第3の都市、リエージュの人々にもすでに避難命令が出され、逃げられない人は建物の高い場所へ移動するよう求められている。

 

 

オランダでは犠牲者が出ていないが、ムーズ川沿いの町や村の住民、数千人が即刻家を離れるよう促されており、Maastricht市の住民、1万人にも退去命令が出ているという。

 

ドイツ・ノルトライン=ヴェストファーレン州のアルミン・ラシェット州首相は、被災地を訪問し、地球温暖化による異常気象が原因だとし、次のように述べている。

 

「気候変動は一つの州に留まるものではないので、このような現象に何度も直面することになる。そのため、気候を保護する対策を加速する必要がある」

 

ただ専門家によれば、1つの事象を地球温暖化と結びつけるのは複雑で、容易なことではないという。(了)

 

 

出典元:BBC:Germany floods: Dozens killed after record rain in Germany and Belgium(7/15)

出典元:INDEPENDENT:Germany Belgium flooding: More than 80 dead and 1,300 missing after heaviest rain in a century(7/15)

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