ラ・パルマ島で発見された「奇跡の家」、溶岩に飲み込まれずに残る
先日、カナリア諸島の島で火山が噴火したが、その際奇跡的に残った家があるという。
今までに200軒の家が破壊される
カナリア諸島にあるラ・パルマ島では9月19日に、クンブレ・ビエハ火山が噴火し、現在も溶岩の流出が続いいている。
現時点では約200軒の家が破壊され、約6000人の島民が避難を余儀なくされているという。
しかしそんな中でも、溶岩に飲み込まれず、残った家の写真が上空から撮影され、人々が「奇跡の家」と呼んでいるそうだ。
What a photo by Alfonso Escalero.
Last house standing. #LaPalma. pic.twitter.com/RSdvslTXsd
— Roel Thijssen (@roelthijssen) September 23, 2021
オランダ人夫婦が所有する家
その写真を撮影したのは、写真家のAlfonso Escaleroさんで、そこには溶岩に取り囲まれ、高台に1軒だけ残された家が映っていた。
家の持ち主は、オランダ人夫婦のInge CocqさんとRanier Cocqさんだが、彼らは新型コロナのパンデミック以来、この島に訪れてはいなかったという。
建設をしたAda Monnikendamさんは、家の様子をCocqさん夫婦に伝えたところ、彼らは「今は家に行けなくても、いまだに立っていることでホッとしています」と語ったそうだ。
ただ溶岩は、その他の家や学校、プランテーションのバナナ農園などを飲み込み、9月23日時点でも非常にゆっくりとした速度で移動している。
しかも地元関係者によると、溶岩が海に到達すると、化学反応を起こして爆発したり、有毒ガスが放出されたりする可能性があるという。(了)
出典元:BBC:Canary Islands volcano: ‘Miracle house’ escapes lava(9/23)