ネパールの山で雪崩が発生、遠くから雪煙が迫り、まさかの展開に
先日、ネパールの山で大規模な雪崩が発生し、その恐ろしい映像が撮影された。
遠くで発生した雪崩が近づいてくる
その雪崩が発生したのは11月14日、場所はネパール北部のムスタン郡にある山「Tukuche Peak」とされている。
撮影された映像の最初には、遠い山の斜面から、小さな雪煙が上がる様子が映っている。
ただその距離はかなり遠いため、撮影者も逃げることなく、麓から動画を撮り続けていた。
しかしその後、雪崩は下にある雪を巻き込み、次第に規模が大きくなっていった。
そしてついに雪煙が、撮影者の元にも迫り始め、慌てて逃げる様子が映っていた。(下の動画は少し長く、雪崩が到達する場面は2分9秒ごろ)
雪崩による死者はゼロ、11人がケガ
この雪崩による死者は出ていない。しかし当時、山では130頭のヤク(牛の仲間)が放牧されていたが、雪崩の後、生存が確認されたヤクは10頭ほどで、残りは雪に埋まって死んだと考えられている。
地元メディアによれば、今回の雪崩はこのエリアでは過去最大規模のもので、原因としては気温の上昇や気候変動が挙げられるという。
また雪崩は地元の高校を巻き込んだらしく、校舎から飛び出して逃げる途中、7人の生徒が倒れて軽傷を負い、合計で11人が軽いケガを負ったと言われている。
まさかあんな遠くの雪崩が、ここまで到達するとは、撮影者も意外だったに違いない。(了)
出典元:MailOnline:Terrifying moment massive avalanche thunders down a Nepalese mountain forcing villagers to flee homes and school(11/17)