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「エバーグリーン」の貨物船が再び座礁、湾内の浅瀬で身動き取れず【アメリカ】

「エバーグリーン」の貨物船が再び座礁、湾内の浅瀬で身動き取れず【アメリカ】
Twitter/Julio-César Chávez

昨年、スエズ運河で大型コンテナ船が座礁したが、同じ会社が運航する別の船が再び、アメリカで座礁した。

 

7mの浅瀬で立ち往生

 

そのコンテナ船とは、台湾の海運大手「エバーグリーン・マリン(長栄海運)」が運航する「エバー・フォワード」だ。

 

この船は3月13日の夜に、メリーランド州の町、ボルチモアを出航したが、その後同州のチェサピーク湾で浅瀬に乗り上げ、身動きが取れなくなったという。

 

ただしスエズ運河の時とは異なり、このコンテナ船は水深約23フィート(約7m)の浅瀬で立ち往生しているため、湾内の深水路における他の船舶の通行を妨げてはいないそうだ。

 

しかし船を再び、航路に戻すには、かなり大がかりな作業になると見られている。

 

海への汚染は確認されていない

 

沿岸警備隊のスポークスマンであるスティーブ・レーマン氏によれば、沿岸警備隊の環境チームが船に乗り込み、船の状態を評価したという。

 

現時点で、この事故による負傷者はおらず、海への汚染も確認されていない。このため今後も、海を汚染させたり、または乗組員に影響を与えたりすることなく、砂州と思われる場所から船を安全に牽引することを決定したそうだ。

 

ただし、いつ船を牽引するか、といった時期については、確定していないらしい。

 

この船はバージニア州ノーフォークに向かっていたが、13日の午後9時ごろ、沿岸警備隊に事故の連絡が入ったという。

 

コンテナ船は、深海水路の外側を航行しているときに座礁したと見られている。

 

「エバーグリーン・マリン」が所有する「エバー・ギブン」は2021年3月、エジプトのスエズ運河で立ち往生し、水路を6日間塞ぎ、世界の海運に大規模な遅れをもたらした。(了)

 

出典元:ABC News:Cargo ship stuck in Maryland’s Chesapeake Bay presenting Coast Guard ‘logistical challenge’(3/16)

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