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コーランを燃やそうとする極右団体に抗議し、激しい暴動が発生【スウェーデン】

コーランを燃やそうとする極右団体に抗議し、激しい暴動が発生【スウェーデン】
Twitter/Rita Rosenfeld

スウェーデンで先週末から複数の都市で、極右団体に抗議するため、激しい暴動が起きた。

 

「もう一度、コーランを燃やしたい」

 

この暴動のきっかけとなった人物は、極右・反移民政党「Stram Kurs」の党首、ラスマス・パルダン氏だ。

 

彼はデンマーク系スウェーデン人で、以前もイスラム教の聖典「コーラン」を燃やしたことがあり、集会でも「もう一度燃やしたい」と述べていた。

 

そしてパルダン氏は4月17日に、ストックホルムから南西に約160キロの街、ノルショピングで集会を開く予定だった。

 

これを聞きつけたイスラム系の人々が抗議活動を行う中で暴徒化し、警察と衝突。警官が暴徒に警告発砲し、3人が負傷したという。

 

またこの抗議活動は同じ日に、付近の街・リンコピングでも行われたそうだ。

 

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20台以上の車両が破損

 

実はこの2つの街では4月15日にも暴動が起きており、同時にストックホルム郊外のリンケービーと西部のオレブロの街でも暴動が発生、翌16日には南部の都市・マルメでも暴動が起きている。

 

警察は4月18日に、この暴動で26人の警察官と14人の一般市民が負傷し、20台以上の車両が破損または破壊されたと発表。また一連の暴動で、40人以上が逮捕されたという。

 

警察は、この暴動には約200人が関与しており、犯罪組織のネットワークによって組織されたものだと考えている。

 

暴動に加わった人物の中には、警察やスウェーデンの治安機関である「Sapo」が既に情報を得ている人物も含まれているそうだ。

 

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選挙では議席を獲得することができず

 

パルダン氏は、2019年のデンマーク選挙で極右政党「Stram Kurs」の党代表を務めたが、得票率は1.8%で、議席を獲得することはできなかったという。

 

また2020年には人種差別を含む一連の犯罪で、デンマークで1カ月間収監されたそうだ。

 

今回、パルダン氏は4月17日にノールショピングの街で集会を開く予定だったが、その後の声明で「スウェーデン当局が自分たちと私を守ることが全くできないことを示したため、集会をキャンセルした」と述べている。

 

イスラム教徒はコーランを神の神聖な言葉とみなしており、意図的な破損やそれに対する無礼な態度は、彼らへの侮辱であるとみなしているという。(了)

 

出典元:BBC:Dozens arrested at Sweden riots sparked by planned Quran burnings(4/18)

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