南米ペルーで先住民のグループが船の乗客を人質に、政府の対応に抗議
南米ペルーで、先住民のグループが政府に抗議するため、船に乗っていた観光客を一時人質にした。
石油流出事故に対し政府に抗議
その出来事が起きたのは11月3日、場所はペルー北部の町、Cuninicoを流れるマラニョン川だ。
この川の観光船には地元の住民や、フランス、スペイン、スイス、イギリスなどからの乗客が乗っていたが、その後先住民と思われるグループによって一時的に拘束されたという。
そのグループは、マラニョン川での石油流出事故に対する政府の対策が不十分であることに2カ月間も抗議し続け、今回船を占拠したと考えられている。
👉La població de Cuninico rechaza además la desinformación divulgada por el propio titular de la PCM, quien los culpó del supuesto acto de sabotaje en el Oleoducto Norperuano. #ConvocaVerifica determinó que la afirmación de Torres no es verificable. https://t.co/ta1CXFwAi1 pic.twitter.com/eHNJvFEkbU
— Convoca (@ConvocaPe) November 4, 2022
話し合いの結果、観光客を解放
観光客らは、その抗議行動に巻き込まれた形となったが、その後船内の状況が悪化。食料と水が不足し始めたという。
このため観光客の安全を確保するための話し合いが行われ、やがて観光客らは解放されたそうだ。
また抗議活動を行っていたグループは、観光客が本来の目的地に移動できるよう、船などを提供する予定だと語っていた。
ペルー・オンブズマン事務局も、抗議活動グループとの対話の結果、要請が受け入れられ、船に乗っていた人々が解放されたと報告している。(了)
出典元:METRO:British tourists taken hostage in Amazon rainforest have been released(11/4)