海で行方不明になった漁師、ブイにしがみついている姿を発見【ブラジル】
先日、ブラジルで船から転落した漁師が、その後、海に浮かぶブイにいるところを発見された。
船から滑り落ちてしまう
その漁師とは、デイビッド・ソアレスさん(43)だ。
ソアレスさんは、12月25日にリオデジャネイロ州北部のアタフォナ海岸から単独で出漁し、船から滑り落ちたという。
その後、ボートに戻れないとわかると、重くなるためシャツとズボンを脱ぎ、身を任せて漂流したそうだ。
そして4時間後、港の近くにある信号ブイにたどり着き、そこへ登った。そして捜索に出た仲間の漁師に救助されるまで、2日間もブイで過ごしたという。
¡UN MILAGRO! Un pescador fue encontrado a la deriva colgado de una boya en el mar en São João da Barra, en el norte de Río de Janeiro. 🌊
Deivid Soares, de 43 años, estuvo dos días desaparecido 😲y fue encontrado por un amigo, que también es pescador. pic.twitter.com/49Fp8pLCLe
— Luis Gabriel Velázquez (@soyluisgabriel1) December 28, 2022
「寒さで死ぬかと思った」
ソアレスさんは、ブラジルのメディア「G1」の取材に応じ、次のように振り返っている。
「私にとって(海に落ちてから)最初の10分間が最も困難な時間でした。水面が荒れていて、風も強かったので、体力を消耗しないように潮の流れに身を任せたんです。(ブイにたどり着いてから)救助が来る前に、寒さで死ぬかと思いました」
ソアレスさんの船は大西洋で漂流しているのが発見されており、また救助した人は当時、全員泣いていて、その姿を見たソアレスさんも感情が高ぶったという。(了)
出典元:BBC:Fisherman survives by clinging to ocean buoy for two days(2022/12/28)