メキシコの空港で検査官が、人間の頭蓋骨4個が入った小包を発見
メキシコの空港で小包の検査が行われ、中から複数の人間の頭蓋骨が発見された。
小包をスキャンして発見
その小包が発見されたのは、首都・メキシコシティーの北西約130マイル(約209km)にある、Querétaro国際空港とされている。
当時、メキシコ国家警備隊の隊員は、第三者企業から発送された小包をスキャンしていたという。
すると、透明なプラスチックとアルミホイルで包まれた人間の頭蓋骨4個が、段ボール箱に入れられているのを発見したそうだ。
行き先はアメリカのサウスカロライナ州
メキシコの国境警備隊は、小包から発見された遺骨の身元について、詳細を明らかにしていない。
ただ、この荷物は、遺体を輸送する際に必要な衛生登録もされていなかったという。
またこの小包はメキシコ南部ミチョアカン州の都市・アパツィンガンから発送され、行き先はアメリカ・サウスカロライナ州の町、マニングとされていたそうだ。
最も暴力的なミチョアカン州
ミチョアカン州はメキシコで最も暴力的な州の1 つであり、アメリカの国務省はいかなる理由であれ、アメリカ人に同州への渡航を控えるよう勧告している。
また国務省は、この州でアメリカ市民やLPR(合法的永住権保持者)が誘拐の犠牲になっていると警告。アメリカ政府職員のミチョアカン州への出張を禁止しているそうだ。
2022年はメキシコにとって暴力的な年となり、2万6000人(件)以上の殺人事件を記録。さらに同年には、メキシコ政府が2006年に組織的な麻薬カルテルに対する軍事作戦を開始して以来、10万人以上が行方不明になっていると発表されたという。(了)
出典元:METRO:Package with 4 human skulls destined for US intercepted in Mexican airport(1/2)