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【トルコ】被害の大きい2つの県を除き、全ての場所で救助活動を終了

【トルコ】被害の大きい2つの県を除き、全ての場所で救助活動を終了
Instagram/muhammedkosen

トルコでは、6日に発生したM7.8の地震から2週間が経過し、ほぼすべての地域での救助活動が終了したという。

 

震源地付近では数千の建物が倒壊

 

トルコの災害救助庁長官のユヌス・セゼル氏は、首都・アンカラでの記者会見において「多くの県で、捜索と救助活動が終了しました。(被害の大きかった)カフラマンマラシュ県とハタイ県では引き続き行われています」と述べた。

 

今回の地震の震源地は、カフラマンマラシュ県のパザルジク地区とされ、ここでは数千の建物が倒壊し、街の大部分が廃墟と化しているという。

 

またセゼル氏は、この地区にある約40の建物で捜索と救助活動が継続されているが、2月19日の夜までには救助活動が縮小する見込みだと述べた。下は地震により断層がずれ、地面に亀裂ができている様子。

 

 

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13日間生き延びた男女を救出

 

一方、ハタイ県の都市、アンタキヤでは先週末、13日間生存していた男女が瓦礫の下から発見され、救助されたという。

 

この男女は夫婦とみられているが、残念ながら彼らの3人の子供については死亡が確認された。下はハタイ県の被害の様子を上空からとらえた映像。

 

 

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今後、生存者が発見される望みは限りなくゼロに近いと考えらえれ、トルコ当局は、数百万人が家を追われた惨状をどのように修復するかに目を向けている。

 

トルコのFuat Oktay副大統領は2月18日、今回の地震で約10万5000棟の建物が倒壊し、取り壊しが必要になるか、または深刻な被害を受けたと発表した。

 

そして被災地では、子供の犠牲者が出た場所に赤い風船を飾り、死を悼む様子も見受けられた。(了)

 

 

出典元:The Guardian:Turkey ends rescue efforts in all but two earthquake-hit provinces(2/19)

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