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スペインでは先日から豪雨が続いており、地下鉄の車内にも水が浸入する、恐ろしい様子が撮影された。

地下鉄の車内も浸水

スペイン中央部では、記録的な豪雨による大洪水が発生。道路や地下鉄、高速鉄道が通行止めとなり、少なくとも3人が死亡、3人が行方不明になっているという。

9月3日から4日未明にかけて続いた豪雨は、首都のマドリードやカスティーリャ・ラ・マンチャ州、カタルーニャ州、バレンシア州に被害をもたらし、道路が泥の川と化し、車やゴミ箱が押し流されたそうだ。

マドリードを走る地下鉄では、車内に水が浸入する恐ろしい様子も撮影された。それがこちら。

DELUGE: Water streams into a subway carriage on Madrid’s metro as torrential rains hit central Spain. https://t.co/bA4iYuS9tP pic.twitter.com/MkMoUMyWAl

— ABC News (@ABC) September 4, 2023

トレドの町では3人が死亡

マドリードの南西約50キロにあるトレド地区では、家の屋根に避難していた人々を救助するために、ヘリコプターが出動したという。

しかし、トレド周辺ではすでに3人が死亡。1人は若い男性で、エレベーターに閉じ込められて亡くなり、もう1人は浸水した車の中で死亡していたそうだ。

3人目の犠牲者は50歳の男性で、当初は行方不明者として届けられていたが、その後カマレナの町の自宅近くの川において、遺体で浮かんでいるのが発見された。

豪雨は低気圧が原因

スペインの気象サービス「AEMET」によれば、この豪雨は低気圧によってもたらされ、9月3日には1平方メートルあたり90リットルの記録的な雨量を観測したという。

しかし9月4日には、低気圧がマドリードから遠ざかりつつあると発表された。

マドリードでは、救急隊が一晩で約1200件の事故に対処。しかし溢れた川に車が飲み込まれるなどして、3人が行方不明になっているという。（了）

出典元：REUTERS：Spain floods: Three dead and three missing after torrential rain(9/4)