米軍の「F-35」戦闘機が行方不明、市民に捜索への協力を呼びかけ
アメリカで、「F-35」戦闘機が行方不明になっており、一般市民に捜索への協力が呼びかけられている。
パイロットが脱出、機体は行方不明
その事故が起きたのは、サウスカロライナ州の町、ノースチャールストンの上空とされている。
9月17日、戦闘機「F-35BライトニングII」が何等かの異常を示したらしく、海兵隊のパイロットが機内から脱出。しかし機体は、その後行方不明になったという。
このためアメリカ軍は、一般市民に対して、機体の捜索への協力を呼び掛けたそうだ。
2つの湖を集中的に捜索
当時、パイロットは午後2時頃(現地時間)に、無事パラシュートで降下し、地元の病院に搬送されたが、容態は安定しているという。
その後、機体が行方不明となり、現在は主にノースチャールストンの北にある2つの湖、モルトリー湖とマリオン湖で集中的に捜索が行われているそうだ。
そもそも「F-35」はステルス戦闘機で、発見されにくいように設計されており、地元共和党の下院議員、ナンシー・メイス氏も「一体どうやったら、F-35を見失うのか?追跡装置もないのに、どうやって国民にジェット機を見つけて届けろと、頼むのか?」と批判している。
サウスカロライナ州では、悪天候が晴れた後、州の法執行機関のヘリコプターが捜索に参加。しかし、現在もなぜパイロットが脱出したのか分かっておらず、原因は調査中だという。
最新の情報では、チャールストン合同基地から北東へ約2時間の場所に、戦闘機の残骸が散乱しているのが見つかったそうだ。(了)
出典元:The Guardian:US military asks for help to find missing F-35 fighter jet after ‘mishap’ sees pilot eject(9/18)