イスラエル大使館職員が路上で刺された事件、その瞬間が撮影されていた
イスラエルとハマスが戦争状態に入った後、中国·北京の路上で、イスラエル大使館職員が何者かに刺されるという事件があった。その場面が近くのビルから撮影されており、動画がSNSで拡散されている。
被害者は50才のイスラエル人
その動画は、北京にあるイスラエル大使館からおよそ1マイル(約1.6km)離れた場所で撮影されたものと、フランスの通信社が確認した。
イスラエル外務省によると、刺されたイスラエル人男性(50才)はイスラエル大使館の職員で、病院で治療を受けており、容体は安定しているとのこと。
北京警察は加害者をすでに逮捕している。今のところ、「年齢53才の外国人男性」と報道されているだけで、身元や国籍は不明。襲撃の動機もわかっていない。
30秒ほどの動画には、刃物を持った犯人が大使館職員と掴み合いをし、路上に倒れた職員を複数回刺す様子が映っている。通行人が遠巻きにそれを見守っている。
その後、犯人と被害者の双方が立ち上がり、どちらも足を引きずりながらその場を立ち去る。
海外メディアによれば、現場付近の会社で仕事をしていた人たちが、被害者の叫び声を聞いていたとのこと。犯人は明らかに中国人ではないが、アラブ系でもないようだ。この動画はショッキングなため、このリンクからご覧いただきたい。
アメリカ大使館が支援を表明
この襲撃事件を知ったアメリカのニコラス·バーンズ駐中国大使は「北京で起こったイスラエル人大使館職員への襲撃に、我々はショックを受けている」とSNSに投稿した。
そして、イスラエルのIrit Ben-Abba駐中国大使と協議し、「アメリカ政府からの、中国のイスラエル人コミュニティとイスラエル大使館に対するできる限りの支援」を申し出たと報じられている。(了)
出典元:Metro:Israeli diplomat stabbed in the street in Beijing(10/13)
出典元:New York Post:Shocking video appears to show Israeli Embassy staffer being stabbed in Beijing on ‘day of Jihad’(10/13)