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メスのカエルが、繁殖期にオスを避けるために死んだふりをしていた!

メスのカエルが、繁殖期にオスを避けるために死んだふりをしていた!
flickr_Arend

ヨーロッパに生息するメスのカエルが、交尾期に死んだふりをしているという、ユニークな研究結果が発表された。

 

オスが大きなメスを選んでいるかを調査

 

この研究を行ったのは、ベルリン自然史博物館の一員である進化・行動生態学者のカロリン・ディトリッヒ氏らだ。

 

研究者らはまず、ヨーロッパアカガエルのオスが、体の大きなメスを選んでいるかどうかを調べ始めたという。

 

その結果、オスは体の大きさでメスを選んでいるのではなく、すべてのメスに興味を持っていることが判明した。

 

さらにディトリッヒ氏は、メスがオスを避ける行動をすることを発見。しかしこのような回避行動は、交尾の時期が短いため、この種で起こるとは予想されていなかったそうだ。

 

強直性不動の回避行動

 

メスが見せた回避行動の中には、オスから逃れるために体を回転させたり、ひねったりする動作があり、これは小柄なメスほど成功するテクニックだったという。

 

しかし、メスが見せた「最も驚くべき」回避行動は、強直性不動、つまり死んだふりをすることだったそうだ。

 

実際に、研究者たちは、カエルのメスが死後硬直のように、手足を体からまっすぐ伸ばすのを観察したという。

 

回避行動するよう進化した可能性

 

そもそもヨーロッパアカガエルの繁殖期は短く、オスはメスへの接近を激しく競い合い、またメスに嫌がらせをしたり、交尾を強要したり、威嚇したりすることもあるという。

 

しかもこのような混乱の中で、複数のオスがメスに群がり、メスがボール状になったオスたちの塊の中に閉じ込められるリスクもあるそうだ。

 

このため研究者らは、メスが激しく危険な交尾期を生き延びるために、死んだふりの回避行動をするよう進化した可能性があると考えている。

 

ディトリッチ氏によれば、他の脊椎動物種が交尾を避けるために死を装う例は、どの文献にもほとんどないという。

 

また死を装うことは、両生類やクモ、トンボなどでも観察されているが、その目的は通常、捕食者に発見されるのを避けるためだと考えられている。(了)

 

出典元:ABC News:Female frogs fake their own death to avoid unwanted attention from males: Study(10/11)

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