「イスラム教徒は死ね!」男が6歳の子供を刺殺、「ハマス」とイスラエルの紛争が動機【アメリカ】
アメリカで、71歳の男が、イスラム教徒であることを理由に子供とその母親を刺し、殺人とヘイト・クライムの罪で起訴された。
大家が子供と母親を刺す
その事件が起きたのは10月14日の昼前、場所はイリノイ州の町、プレーンフィールドとされている。
ウィル郡保安官事務所のSNSに投稿された声明によると、警察当局は、大家からナイフで襲われたという32歳の女性からの緊急通報に対応したという。
駆け付けた警官は、Joseph M Czuba容疑者(71)が家の私道近くの地面に正座しているのを発見。
また家の中には、刺された2人の被害者、32歳の女性(母親)と6歳の男の子がおり、2人はそれぞれ胸、胴体、腕に十数か所の刺し傷を負っていたそうだ。
その後、被害者の2人は病院へ運ばれたが、子供は死亡が確認され、女性は重体で入院しているという。
「イスラム教徒は死ね!」
アメリカ最大のムスリム市民権団体「CAIRインターナショナル」によれば、女性がドアを開けると、大家のCzuba容疑者が彼女の首を絞めようとし、それからナイフで刺し、「イスラム教徒は死ね!」と叫んだという。
女性が911を呼ぼうとトイレに駆け込み、出てみると男が息子を刺していたそうだ。ウィル郡保安官事務所は、次のように述べている。
「この残忍な襲撃の被害者は、2人ともイスラム教徒であり、ハマスとイスラエルが関与する中東紛争が進行中であることから、容疑者に狙われたと判断することができた」
逮捕されたCzuba容疑者は、その後殺人、2件のヘイト・クライム、その他の犯罪で起訴されたという。(了)
出典元:The Guardian:Landlord kills six-year-old Muslim boy and stabs mother in Illinois hate crime(10/15)