元幼稚園の先生がメイクアップで生み出す残酷なアート
自分の身体にメイクを施し、見る人をアッと言わせるようなアート作品にしてしまうカナダの女性がいる。
Switch Newsでも『顔がスライスされている…驚くようなメイクを施すアーティストが話題に』という記事で以前に紹介したMimi Choiさんだ。
これまでの彼女の作品は、顔にメイクをして異様な錯覚を起こさせるものが主だったが、最近はそれとは趣の違う、ちょっと残酷な新作を続々発表している。
手足を使ったイリュージョン
早速だが、Choiさんのインスタグラムから、その新作をいくつか紹介しよう。自身の手足をスライスしてみたり、穴をあけてみたり、皮を剥いたりする(ように見せている)作品は、どれも過激だ。
↑ 脛をスライスすると中がトマト。(>)のマークをクリックして見れる2枚目の動画には、足の指がピクピク動く様子が映っている。
↑ こちらは食パンバージョン。2枚目の動画では、メイク作業のシーンが見れる。
↑ 手で握りつぶしているのは本物のケーキ。芸が細かい。
↑ こちらは皮むきのパターン。皮を剥いたら足全体がバナナだった。見ているだけで結構痛そう。皮むきのバリエーションは他にもある。
↑ レゴブロックでできた足。本当に空洞があるようだ。2枚目の動画でメイク作業の様子が見れる。
元は幼稚園の先生
こんな過激な作品を生み出すChoiさんの前職は、「モンテッソーリ教育」というメソッドを実践する幼稚園の先生だった。先生からメイクアップアーティストに転向した理由は、「抑圧されていると感じていたから」だと、海外メディアに話している。
「私は子供の頃からメイクや美術が好きでしたが、それを仕事にしようとは考えていませんでした。大学では、幼稚園の先生になるために『モンテッソーリ教育』のメソッドを学びました。子供に何かを教える仕事は好きだったのですが、先生が皆同じような服を着て、同じように振舞わなければいけないという環境の中で、どこか抑圧されているように感じたのです」
こんな彼女にとって、帰宅してから自分のネイルをペイントしたり、紙に気まぐれな絵を描いたりするのは、鬱屈した気持ちを解放させる手段だったという。ある日、それを見ていた彼女の母親が、メイクの学校に行くことを勧めてくれた。そこからアーティストとしての今のキャリアが始まったわけだ。
メイクと幻想をミックスするのが、彼女の作品の特徴。「このタイプのアートには無限の可能性があります。私のスタイルは、顔からさらに進化して、今では腕や指、足、胴体へと発展しています」と語っている。(了)
出典元:boredpanda:Woman Gives Up Teaching To Create Optical Illusions With Makeup, These Are Her Leg And Arm Illusions(7/15)
出典元:Facebook/Mimi Choi Makeup Artistry