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ロシアが、市街戦に長けたシリアの兵士を募集

ロシアが、市街戦に長けたシリアの兵士を募集
YouTube/YPG Press Office

米メディアが報じたところによると、ロシアが、シリアの兵士を傭兵として募集しているという。

 

市街戦の経験豊富なシリア兵

 

ウクライナの意外な抗戦に手を焼いているロシアは、このシリア兵をウクライナに投入するつもりと見て間違いないだろう。

 

米メディアによれば、シリアの兵士は市街戦の経験が豊富で、都市の占領に役立つ。ロシアは、ウクライナの首都キエフに侵攻する際の助けとして、このシリア兵を使いたいのだ、と米政府当局が言っているそう。

 

シリアは正式名称をシリア・アラブ共和国といい、アラブ世界第2の軍事大国として知られる。プーチン大統領は、2015年に、シリア国内の過激派テロ組織を撲滅するため、シリア政府に協力して空軍を出動させた。(ロシア連邦航空宇宙軍によるシリア空爆)。現在も両国は軍事的な同盟国であり、ロシアはシリアに大量の武器を輸出しているほか、シリア国内にはロシアの軍事施設もある。

 

すでに応募者がロシアで戦闘準備か

 

シリアのメディア「Deir Ezzor 24」によれば、傭兵募集は先週から始まっており、募集条件は6ヶ月契約で給料(おそらく日給)200〜 300ドル(約2万3000〜約3万4000円)。仕事の内容は「警備」ということになっているそう。

 

ロシアは2020年に、シリアで雇った傭兵をリビアに派遣しており、今回もその時の兵士を積極的に雇い入れているらしい。

 

実際に何人の兵が集まっているかは不明。また、雇われたシリア兵が現在ウクライナに入っているかどうかもわかっていない。米国の当局関係者がメディアに話したところによると、「(シリア兵の)一部はすでにロシア国内で戦闘準備をしている」とのこと。

 

米メディアはこの件についてホワイトハウスにコメントを求めたが、現在のところ返事はないそうだ。(了)

 

出典元:The Wall Street Journal:Russia Recruiting Syrians for Urban Combat in Ukraine, U.S. Officials Say(3/6)

出典元:Insider:Russia is recruiting Syrian fighters to aid in the Ukraine invasion and help take Kyiv: report(3/6)

出典元:Deir Ezzor 24:Russia has opened the door to volunteering in eastern Syria to recruit merdcenaries and send them to Ukraine(2/29)

出典元:Wikipedia:シリア

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