“白いフェレット”かと思ったら…正体は激レアな白いリスだった
スコットランドのとある民宿の近くで見つかった、一見するとフェレットのようなこちらの動物。
しかし、白色のフェレットがきわめて一般的であるのに対し、この動物は激レアだった。
フェレットかと思いきや白いリス!?
「その動物を目にし、私はそれが白いリスであるということに気付いた。信じられなかった。たびたび見かけられる赤毛のリスでさえ珍しいのに、白いリスだなんて衝撃を受けた」
こう話すのはスコットランドのパースにあるゲストハウス「Craigatin House Courtyard」のオーナー、マーティン・アンダーソン。
マーティンは「アメリカ人のカップルがここに野生のフェレットがいるかどうか尋ねてきた。この質問には少々困惑したが、彼らは白いフェレットを庭で見たと譲らなかった」という。
マーティンともう一人のゲストハウスのオーナー、アンドレア・アンダーソンはその動物がフェレットではなく白いリスであることに気づき、それを証明するべくなんとか写真撮影に成功した。
白いリスとはなんなのか?
白いリスはアルビノか、あるいは白変種と考えられる。
白変種とは遺伝子の突然変異により白い体毛を持つものの、体内には色素が存在しているため、色素が存在せず目の毛細血管が透けて見えるアルビノとは異なり、目の色は黒くみえる。
今回発見されたリスに関しては、目の色が黒く見えるため、アルビノではなく白変種と考えられるという。
専門家はこのリスについて、「白いリスは保護色を持たないため、天敵から狙われやすい」とも指摘する。
見た目以外何ら変わった様子はない白いリス
イギリスに500万匹生息しているとされるリスのうち、このような突然変異のものはほんの一握りだとされる。
しかしマーティンによると、白いリスは体の色が白いということを除いては他のリスと何ら変わった様子はないという。
今では白いリスに餌を与えることが彼の趣味になってしまったそうだ。(了)
出典元:METRO:‘White ferret’ was actually super-rare white squirrel(11/4)