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美しいけれど猛毒を持つ不思議な生物が、豪の浜に数百匹も打ち上げられる

美しいけれど猛毒を持つ不思議な生物が、豪の浜に数百匹も打ち上げられる
Instagram/coraliegabus

オーストラリアの浜辺に美しい生物が多く打ち上がっているとして、話題となっている。

 

別名「青い天使」「青い竜」

 

その生き物とは「アオミノウミウシ」。全体が青く輝き、体の両側には翼のようなものが複数ついているという。

 

別名「青い天使」や「青い竜」、「sea swallow」とも呼ばれており、驚くほど美しい色を浮かべているそうだ。

 

そしてこれが最近、シドニー北部にあるFreshwater地区やCurl Curlビーチで数百匹も打ち上げられているのが目撃され、海を訪れる人々を惹きつけているとか。

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直接、手で触れるのは危険

 

しかしこの「アオミノウミウシ」は非常に危険な動物とされ、あの「カツオノエボシ」と同じくらい猛毒のトゲを持っているとされている。

 

しかも「アオミノウミウシ」は猛毒のクラゲや「カツオノエボシ」を好んで食べるとされ、獲物の毒を吸収し、指のような触手の先端で濃縮して、襲ってくるものの攻撃をかわすそうだ。

 

オーストラリア博物館のMelissa Murray氏によれば、「アオミノウミウシ」はこの時期北東寄りの風に乗ってしばしばシドニー付近の海に現れるが、一度浜に打ち上げられると死んでしまうという。また彼女は次のように語っている。

 

「これらの生物はお互いに食べ合うのです。そしてアオミノウミウシは通常体の内部に触手を持っています。もし他の動物が彼らを食べようとすれば、彼らはその触手を防御手段として使うのです。だからこれを見つけたら直接手で触ってはいけません。代わりに水を入れたバケツを使ってください」

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体長は20から50mmほど。多くの子孫を残せるよう雌雄同体で、3000個の卵を産むともいわれている。

 

この「アオミノウミウシ」は日本でも南西諸島や小笠原諸島などで見られることがあるという。

 

外洋性で潮に乗って移動するため、あまり沿岸部では目撃されないようだが、浜に漂着することがあるため、日本でも見かけたら注意が必要かもしれない。(了)

 

出典元:NYPost:Bizarre blue sea creatures wash up on Sydney beaches(2/9)

出典元:MailOnline:Mysterious alien-like ‘blue dragons’ with venomous stingers are washing up on Australian beaches… so do you know what they are?(2/8)

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