オハイオ州の町にカゲロウが大量発生、多くの死骸が残される【動画】
アメリカで、想像を絶するほどのカゲロウが発生し、町に大量の死骸が残された。
ブロワーでカゲロウの死骸を片付ける
カゲロウが押し寄せたのは、オハイオ州の町、ポートクリントンとされている。
ここでは6月の初旬頃から、カゲロウが大量発生し、その後町には多くの死骸が残されたという。
SNSに投稿された動画にも、店のオーナーが強力な風を放出する道具「ブロワー」で、店頭に残った大量のカゲロウの死骸を掃除する様子が映っていた。その様子がこちら。
@ctvnews Residents of Port, Clinton, Ohio resorted to using leaf blowers to clear swarms of dead mayflies. #cicadas #mayflies #swarm #invasion #bugs ♬ original sound – CTVNews
「何兆匹も町に侵入してきた」
また地元の住民であるビリー・リゴニさんは6月9日に、除雪車を使い、歩道に積まれた死んだカゲロウをすくい取ったという。
リゴニさんは取材に対し「こんなことは初めてです。(死んだカゲロウの群れは)数インチ(1インチ=2.54cm)の厚さがありました。ブロワーでは十分ではありませんでした」と語っている。
ポートクリントンのマイク・スナイダー市長も「日曜(9日)の夜は、ここしばらくで最悪の群れでした。彼らは何兆匹も町に侵入してきました」と述べている。
スナイダー市長によれば、近くのエリー湖でチャーター船の船長から、カゲロウが孵化しているとの報告を受け、その後電力会社が5月21日から、虫を引き寄せる街灯の電気を消し始めたという。
しかし電力会社の作業員は、街灯の電球を手で外さなければならず、大発生に1日だけ間に合わず、町にカゲロウが押し寄せたそうだ。
現在、カゲロウの発生のピークは過ぎており、数も減り始めているという。(了)
出典元:abc13:Mayfly Mayhem along the Lake Erie Shoreline(6/12)