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アメリカで長い間、行方不明になっていたロバが、意外にも他の動物と一緒に行動している様子が撮影された。

2019年に行方不明になったロバ

そのロバとは、アラバマ州の町、Auburnに住んでいた、8歳になるオスの「ディーゼル」だ。

「ディーゼル」は2019年に行方不明となり、その後ボランティアが何週間も捜索したが見つからず、飼い主の女性、テリー・ドリューリーさんと夫のデイブさんは悲嘆に暮れていたという。

しかし最近、新しい動画がネット上に浮上し、「ディーゼル」らしきロバがヘラジカの群れと一緒に暮らしていることが示された。その動画がこちら。

 

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飼い主は最悪の事態を恐れていた

デイブさんらは、牧場で他の動物たちと一緒に暮らしており、2019年には、「ディーゼル」を連れて、ハイキングをしていたという。

しかし、マウンテンライオンに驚いたのか、突然「ディーゼル」は逃げ出してしまい、そのまま行方不明に。デイブさんらは馬に乗り、ドローンを使って何日も捜索したが、結局見つからなかったそうだ。

一度はトレイルに設置されたカメラが「ディーゼル」の姿をとらえ、足跡なども見つかったが、その後数年間、姿を目撃することはなく、デイブさんらは「ディーゼル」が自力で生き延びられるかどうかわからず、最悪の事態を恐れていたという。

しかし今回、荒野をハイキングしていた男性が、ヘラジカの群れのそばで暮らす1頭のロバの動画を撮影し、ネットに投稿した。

正確に確認されたわけではないが…

もっとも、まだ正確には、この「ロバ」が「ディーゼル」だと確認されたわけではないが、目撃された場所は、行方不明になった場所から数キロしか離れておらず、付近に野生のロバは生息していない。

動画を見た飼い主の女性、テリーさんも映っていたロバが「ディーゼル」だと確信しているという。

しかしテリーさんらは、野生に戻った「ディーゼル」を捕まえるつもりはなく、彼が家族を得たことをただ喜んでいるそうだ。（了）

出典元：CBS：Owners of pet donkey lost 5 years ago near Auburn discover where he’s been(6/13)