親より巨大なペンギンの子供が、ネットで人気を集めている
オーストラリアの水族館にいるキングペンギン(和名:オウサマペンギン)の子供が、SNSで話題になっているそうだ。海外メディアが報じている。Pestoという名のその雄ペンギンは体が異様に大きく、体重は父母ペンギン2匹を合わせたよりも重い。
生後9カ月の巨大ペンギン
オーストラリアにあるSea Lifeメルボルン水族館によれば、Pestoは現在生後9カ月で、体重は49ポンド(約22kg)。親ペンギンであるHudsonとTangoはそれぞれ24ポンド(約10.8kg)なので、比べてみるとPestoの大きさがよく分かる。
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Pestoは食欲も旺盛で、1日に自分の体重より多い53ポンド(約24kg)もの魚を食べる。だが食べ過ぎではなく、成長期の子供ペンギンがこのくらい食べるのは健康である証拠なのだ、と水族館の獣医は言う。
羽毛が生えそろう時期が近づくにつれ成長は止まり、茶色の毛は抜けて、ペンギンならではの白黒の毛に生え変わるのだそう。その過程で体重はやや減り、最終的には33ポンド(約15kg)くらいになるらしい。担当の飼育員は次のように話す。
「つまり、今の可愛らしいふわふわした毛は、これから無くなってしまうというわけです。完全に無くなるまでは1~2カ月かかるでしょう。その後は、かっこいい、スラリとした姿になります」
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2週間は水族館のスター
あと2週間もすればPestoの毛の大部分が抜け、他のペンギンと見分けがつかなくなってしまうそうだ。今は水族館のスターとしてもてはやされているが、そう長くは続かない。
Pestoが生まれたのは今年の1月31日。同水族館では2022年以来キングペンギンが1匹も生まれていない。それもあって、Pestoが生まれた時、スタッフ一同は非常に喜んだそうだ。(了)
出典元:The Western Journal:Abnormally Sized King Penguin Chick Becomes Social Media Star(9/20)
出典元:Sky News:Pesto the penguin chick is abnormally large – and now he’s a social media star(9/20)