TikTok/dailymailau

長さ6mの大蛇が、小舟に乗ったツアーガイドの男性を水に引き込み、その体に巻きつくというショッキングな場面が、インドネシアで撮影された。

ヘビ捕りでもあるツアーガイド

熟練したヘビ捕りでもあるツアーガイドのHeruさんはその時、客を乗せた小舟でボルネオ島の川を進んでいた。やがて河岸近くの浅瀬でじっとしている大蛇を発見し、それを捕まえて見せようとした。

撮影された動画の冒頭には、彼が小舟の舳先にしゃがみ込み、水の中に手を入れて大蛇の頭を掴もうとする様子が映っている。

だが次の瞬間、大蛇は彼を暗い水に引き込み、小舟から落ちた彼は一瞬水中に潜ってしまう。この時、客たちは笑うのだが、Heruさんは緊張した表情で素早く辺りを見回している。

すると案の定、大蛇が彼の体に巻きついてくるのだ。下にあるのは客の一人が撮影した動画。海外メディアがTikTokに投稿したものだ。

AN experienced snake catcher, was part of a group travelling down a river on the island of Borneo. In terrifying footage of the near-death experience, the snake is seen pulling Heru into the boat …. pic.twitter.com/O01oGPLmNV

— Enigma (@Quavious_11) November 7, 2025

2人がかりで蛇を外す

この後、大蛇はHeruさんを本格的に締め付け始めたが、同乗していたツアーのスタッフ2人が力づくで救出したとのこと。なお、その蛇は研究目的で写真撮影された後、川に戻された。

動画を撮影したMohamad Alisaさんは、これまでのツアー中に見た中で一番大きな蛇だったと話している。

こうした大蛇に毒はないが、一度捕まってしまうと、逃げるのは困難で致命的といえる。

インドネシアでは1カ月ほど前に、家畜の世話をしていた61才の男性が長さ8.5mの大蛇に巻きつかれ、体を潰された末に食べられてしまうという出来事があった。

動画中のHeruさんはスタッフの助けがあったから良かったものの、もし1人だったら、どうなっていたか分からない。

ボルネオ島はボルネオ・アカニシキヘビやアミメニシキヘビなどをはじめとした、数種の大蛇の生息地となっている。（了）