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ウクライナ軍が南部のメリトポリを砲撃、反撃の狼煙か?

ウクライナ軍が南部のメリトポリを砲撃、反撃の狼煙か?
Twitter/Defense of Ukraine

ロシア軍に占領されているウクライナ南部のザポリージャ州の都市で、ウクライナ軍による砲撃が行われ、被害が出ているようだ。

 

メリトポリ市内で複数の爆発

 

ロシアのメディアによれば、ザポリージャ州のメリトポリでは3月29日、ウクライナ軍による砲撃が行われ、同市の電力供給が停止したという。

 

メリトポリの親ロシア派の市長であるイワン・フェドロフ氏も、メッセージアプリ「テレグラム」で、市内で複数の爆発が起きたと述べている。

 

ロシアの国営タス通信は、モスクワに駐在する関係者の話を引用し、ウクライナの砲撃でメリトポリ市内の電力供給システムが損傷し、市内と近隣のいくつかの村で停電が発生したと報じた。

 

またウクライナ軍による砲撃で、機関車庫が破壊されたが、死傷者は出ていないという。

 

クリミア半島でも再び爆発

 

29日には、クリミア半島にあるロシア軍空軍基地付近でも爆発があり、ソーシャルメディアで映像が共有されている。

 

ロシア側に任命されたクリミア半島の責任者であるSergey Aksyonov氏も、テレグラムに「(クリミアの)Simferopol地域でUAV(無人機)が撃墜された」「死傷者や被害はない」と投稿した。

 

一方、ドネツク州の中心都市の北にある町、Avdiivkaでもロシア軍の攻撃が激化し、ウクライナ軍は先週、この町が「第2のバフムト」になる可能性があると述べていた。

 

しかしイギリスの国防省によれば、ロシア軍の戦車第10連隊は、Avdiivkaの町を南から包囲しようとしたが、「戦車の大部分」を失った可能性が高いという。

 

ロシア軍の戦車第10連隊は第3軍団に属し、2022年8月以降新たに編成され、ベラルーシで訓練していたが、イギリス国防省はこの連隊の「戦闘効果は限定的であるようだ」との見方を示した。

 

スペインも戦車を供与予定

 

一方、ウクライナにはドイツから戦車「レオパルト2」が18台供与されたが、28日にはイギリスから主力戦車「チャレンジャー2」が到着したという。

 

ウクライナのレズニコフ国防相は、自ら「チャレンジャー2」に乗り込む動画を投稿し、イギリスに感謝の意を伝えると同時に、「まもなく戦闘任務を開始する」と述べていた。

 

 

またスペインのマルガリータ・ロブレス国防相も3月29日、イースター(復活祭・今年は4月9日)休暇後に、ウクライナへ「レオパルト2A4」戦車を6両送る予定だと明らかにした。

 

ゼレンスキー大統領が習氏を招待

 

ウクライナのゼレンスキー大統領は、ロシアのプーチン氏を「情報的に孤立した人物」であり、この1年間の戦争で「すべてを失った」と指摘。次のように述べたという。

 

「彼には同盟者がいない。最近では習近平氏がモスクワを訪問したにもかかわらず、中国でさえ、もはやロシアを支持する気がないことは明らかだ」

 

その上で、ゼレンスキー大統領は、中国の習近平氏に対して「我々は、ここで彼と会う準備ができている。彼と話をしたい」とし、ウクライナへ招待したそうだ。(了)

 

出典元:The Guardian:Russia-Ukraine war: object found near Nord Stream 2 ‘no safety risk’; Bakhmut battle has ‘badly damaged’ Wagner forces – as it happened(3/29)

出典元:The Guardian:Russia-Ukraine war: UN warns of ‘very dangerous’ situation at Zaporizhzhia nuclear plant – as it happened(3/28)

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