せーのでハイタッチ!北極で生きるウサギを捉えた写真が愛らしい
厳しい北極の自然を生きるウサギたちの、愛らしい瞬間を捉えた写真が話題となっている。
2匹でハイタッチの真相は?
話題となっている写真は、2匹の真っ白なホッキョクウサギの姿を捉えたもの。
2匹は雪の上で立ち上がりお互いの前足に触れ、その姿はまるで“ハイタッチ”をしているかのようだ。
一方、この写真が撮影される直前、2匹のうちの1匹が雪の中に埋もれた食べ物を発見。
それを見たもう1匹から貴重な食べ物を死守するべく、争いとなった際に撮影されたのがこの写真というわけだ。
厳しい環境に生きる野生動物に魅了される
「それはとてもおかしかったです。まるでハイタッチでお祝いをしているかのように見えました」
こう話すのはこの写真を撮影したデンマーク人のアマチュア写真家、Jonas Beyerさん(30)。
10代の頃から野生動物に関心を持ち、写真を撮り続けてきたというBeyerさんがアマチュア写真家としての活動を本格化させたのは2016年のこと。現在では休暇のほぼ全ての間、カメラを手に世界を飛び回っているという。
グリーンランドに住み活動を続けるBeyerさんは、これまでにも北極やグリーンランドの大自然やそこに生きる野生動物の姿を捉え続けてきた。
これについてBeyerさんは自らのサイト内で“北極と南極、そしてその極度に厳しい環境に生きる野生動物は私を常に魅了してきました”と綴っている。
愛らしい見た目とは裏腹にタフなウサギ達
一方写真に収められた野ウサギは、天敵から逃げる際には最高時速60キロ以上ものスピードに達することもあるとのこと。
さらに写真が撮影された際の気温はマイナス10度ほどにも至っていたといい、愛らしい見た目とは裏腹のタフさを持つようだ。
これについてBeyerさんは「この環境で野ウサギを見るということはすごいことです。マイナス10度であるにも関わらず、彼らはそれでも走り回っているんです」としている。
野ウサギがハイタッチをしているかのような瞬間を捉えることができたことについて、「その瞬間を捉えた時には、とても嬉しく思いました」というBeyerさん。
野生動物と大自然への情熱をバネに、Beyerさんには今後も素晴らしい写真を数多く撮影してもらいたい。(了)
出典:Daily Mail:Arctic hares appear to high-five each other in the snow as they scrap for Food(3/16)
出典:Jonas Beyer