米男性が急速に発達した竜巻の目に巻き込まれ、その瞬間の映像を公開
アメリカで嵐を追跡していた男性が初期段階の竜巻の目の中に入ってしまい、当時の様子を撮影した。
嵐を追跡するために出発
その動画を撮影したのは、Reed Timmerさん。彼は5月17日の午後(現地時間)に、ネブラスカ州のMcCookで発生した嵐を追跡するため、気象観測用の特殊車両「Dominator 3」に乗り込み出発したという。
そしてドローンやビデオカメラを使って嵐を撮影。しかし急速に発達した竜巻(初期段階のものと思われる)が接近し、ドローンは墜落してしまう。
さらにTimmerさんも竜巻の目の中に入ってしまい、身動きがとれなくなったそうだ。その時の様子がこちら。
TORNADO INTERCEPT in Dominator 3 with drones in the air!! Tornado intensified to the north then roped out @SeanSchofer @breakingweather @accuweather @skyforcex pic.twitter.com/TyUOtkTNRN
— Reed Timmer (@ReedTimmerAccu) May 18, 2019
We got a little dirty on that tornado intercept. @PrairieChasers @curtisbrooks80 @ReedTimmerAccu pic.twitter.com/bnVmq4AncF
— Sean Schofer (@SeanSchofer) May 17, 2019
最終的に竜巻は下のように発達した模様。
#tornado nw of McCook, NE around 6pm. #newx @NWSNorthPlatte #StormHour pic.twitter.com/N0iq0mIs6P
— Greg McLaughlin (@tornadoGregMc) May 17, 2019
2016年に撮影した竜巻は話題に
TimmerさんはAccuWeatherの取材に対して、次のように述べている。
「私は車に戻ることができませんでした。しかも何も見えませんでした。だから風に対して背中を向けたのです。そして嵐が通り過ぎるまで、最善の結果になるのを願っていました」
実はTimmerさんは気象学者であり、嵐を追跡するのが大好きで、これまでにもさまざまな竜巻を撮影してきたという。
特に2016年にコロラド州の町、Wrayに被害をもたらした「EF2」レベル(規模の単位)の竜巻の動画は、公開されてから一躍注目を集めたそうだ。
先週末にかけてアメリカ中央部では、50以上もの竜巻が発生し、多くの家が被害に遭ったと言われている。(了)
※下はYouTubeの動画。(※前半はドローンの映像。実際に巻き込まれるのは55秒付近から)
※下は2016年の竜巻の動画。こちらもかなり大迫力のため(特に後半)、是非ご覧いただきたい。
出典元:AccuWeather:Reed Timmer survives wild close-up encounter with powerhouse tornado in Nebraska(5/18)
出典元:MailOnline:Death-defying moment a storm chaser gets caught in the eye of a tornado as it forms in Nebraska(5/19)