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中国当局が拘束か?武漢の状況を伝えていたジャーナリストが姿を消す

中国当局が拘束か?武漢の状況を伝えていたジャーナリストが姿を消す
YouTube/陈秋实

中国の武漢で起きていることを伝えてきた、市民ジャーナリストの男性の消息がわからなくなっている。

 

言論の自由を求める声が高まるタイミング

 

その男性とは、陳秋實(Chen Qiushi)さん。彼は新型コロナウイルスの蔓延により封鎖された武漢内部の様子を取材し、撮影を行い、ネットなどに投稿してきたという。

 

しかし先週の終わり頃から連絡が取れなくなり、友人や家族は、彼が中国当局によって隔離させられているのではないかと危惧しているそうだ。

 

陳さんがいなくなったのは2月6日。いち早く新型ウイルスに警鐘を鳴らした李文亮医師が亡くなり、数千万人が言論の自由を求める声を上げ始めた時期と重なっている。

 

YouTube/陈秋实

さまざまな問題点を指摘

 

陳さんは新型コロナウイルスの感染爆発が起きた当初から、武漢に入って内部で独自に取材し、伝えてきた人物の1人とされている。

 

彼は武漢市内の病院や、先日新しく建設された隔離病院などに潜入。睡眠もとれずに働き続ける医師たちの苦境を撮影してきたという。

 

また病院の廊下や待合室で待ち続ける患者や、亡くなった患者の遺族、病院に残された遺体などの様子も伝えてきたそうだ。

 

さらに多くの患者が病院の前で並んでいるのに、検査キットがわずかしない状況に医師が不満を募らせる状況も撮影。その動画の中で「もしあなたが医者で、数万人の患者があなたに検査キットを求めてきたら、しかもそれが数百しかなかったら、どうやって配れるというのか?」とコメントしたという。

 

陳さんは、多くの患者が5つから6つの病院を訪れた後に、皆諦めて自宅に戻っていると指摘。なぜなら多くの患者が、病院の前にできた長い列に並ばなければならないからだと述べている。

 

その上で、病気の診断を受けた患者だけが病院に入るのを許されているが、全ての病院もベッドが足りないと述べていると伝えた。

 

YouTube/陈秋实

警察が電話をかけてくる

 

陳さんは動画において、医療物資が足りず、医療関係者も不足しており、感染爆発は深刻で、多くの問題が解決されていないと訴え続けたという。

 

また動画では、中国法務省が再び電話をかけてきたと告白。警察も同様で、彼らは陳さんに捜査に協力するよう要求してきたそうだ。

 

その上で陳さんは、動画の最後で「僕は恐ろしい。目の前にはウイルスがあり、背後には中国の法執行機関がいる。僕は死さえ恐れていない、ただ怖いのは人間、つまり中国共産党だ」と述べている。

 

その後、陳さんのSNSチャンネルは更新されなくなり、友人であるXu XiaoDongさんは中国当局が強制的に彼を拘束したと主張。当局が陳さんの親に対して、彼が病気を拡散させる恐れがあるため隔離したと伝えたことを明らかにした。(了)

 

陳さんについて、HUFFPOSTでも詳しく伝えている。そちらも参考にしていただきたい。

 

出典元:nzherald:Coronavirus: Fears grow for citizen journalist Chen Qiushi missing in Wuhan(2/11)

出典元:CNN:Chen Qiushi spoke out about the Wuhan virus. Now his family and friends fear he’s been silenced(2/10)

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