深さ1.8mのパイプに落ちた子猫、死にかけたまま救出され、奇跡的に回復
イギリスでパイプに落ちたメスの子猫が救出され、当時の様子が伝えられている。
もう1匹の子猫が先に救助される、しかし…
そのメスの子猫とは「Piper(名前は後に付けられた)」。この子猫は先日、West Midlandsの工業用地にあるパイプに落ち、深さ6フィート(約1.8m)の底から救出されたという。
また「Piper」とは別に、もう1匹の子猫も同じ場所にいたのだが、このネコは通行人によって先に救助されていた。(ただしRSPCAの説明では3匹が救助されたとしている)
しかしパイプの底からは、もはや「Piper」が動く様子や、鳴き声もしなかったそうだ。
救助しようとした時、小さな鳴き声が
このため通行人も「Piper」が死んでいると考えたが、動物虐待防止協会「RSPCA」のスタッフが現場に到着し、パイプの底から救おうとした時に、小さな鳴き声が響いてきたという。救助した女性、Caren Goodman-Jamesさんは次のように語っている。
「私たちは子猫が死んだと確信していました。何故なら全く動かなかったからです。しかしパイプの底から助けようと、私が捕捉器具を使った時、子猫は鳴き声を発し、ついに動いたのです。この可哀想な子が生きているとは信じられませんでした。この子猫は本当にひどい状態だったからです」
3 very lucky #kittens were #rescued from a pipe last week by a member of public & Insp Goodman-James. 1 of the kittens was rushed to the vets lifeless but miraculously made a great #recovery and they are now being cared for @StapeleyCats ❤️ please cover pipes with grids 😊 56 pic.twitter.com/097FSorsY1
— RSPCA Frontline (@RSPCA_Frontline) December 4, 2020
脱水症状で心臓の鼓動も小さかった
その後、Carenさんは「Piper」をタオルに包み、動物病院へ。しかし診察した獣医も、子猫が生き延びられないと考えたという。
何故なら「Piper」は脱水症状を起こし、呼吸も苦しそうで、心臓の鼓動も弱く、反応していなかったからだ。
ところが、生き延びようと戦っている子猫に奇跡が起きる。治療を始めてから90分後、「Piper」に症状の改善が見られたという。
それから獣医師らも24時間体制で「Piper」を看病し続けた結果、数日後にはさらに回復し、健康状態も改善されていたそうだ。Carenさんも次のように語っている。
「Piperはまだ目の状態が悪いために、治療を受ける必要がありますが、獣医もこの子猫が幸せで健康な生活が送れるようになると、希望を持っています」
「Piper」は回復したら新しい飼い主のもとに預けられるが、最初に救助された兄弟の子猫「Dave」と一緒に暮らす必要があるという。(了)
出典元:MailOnline:MewTube! ‘Miracle’ kitten is saved after falling down a six-foot pipe on industrial site – as rescuers rename her Piper(12/6)
出典元:Yahoo News:‘Miracle’ rescue for kitten found stuck down six-foot pipe(12/7)