頭が黄色、体がクリーム色をした珍しいペンギン、南大西洋の島で撮影に成功
大西洋の南部の島で、非常に珍しい白と黄色の模様をしたペンギンが見つかり、その姿が撮影された。
サウスジョージア諸島で撮影
この写真を撮影したのは、ベルギー人の動物写真家であるYves Adamsさん(43)だ。
彼は昨年、南極と南大西洋の間を2カ月に渡って探索するツアーに参加。その年の12月にはサウスジョージア諸島に立ち寄ったという。
その時、Adamsさんは白っぽい色をしたペンギンと遭遇。その様子を撮影することに成功した。
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白変種の可能性
Adamsさんが目撃した島のビーチには当時、約12万羽のペンギンが群れを作っており、ほとんどが白と黒い模様をしていたそうだ。
しかし、その中でこのペンギンだけが、白っぽい色をしており、非常に目立っていたという。
Adamsさんはこのペンギンが「白変個体(白変種)」であると考えており、メラニンをより多く産出できないため、黒い部分がクリーム色や黄色になっていると推定している。
ちなみに先天的にメラニンが欠乏する遺伝子疾患の「アルビノ」の場合、瞳孔が赤くなるという。
またAdamsさんは、この写真を撮影できたことについて、「このような経験は一生に一度のことだ」とし、「写真家にとっても生涯の成果です」と述べている。(了)
出典元:METRO:‘Never before seen’ yellow penguin snapped by wildlife photographer(2/19)