フロリダの沖合で無数のサメが集結、ドローンで撮影された動画が圧巻
アメリカで、サメの群れが海岸近くに多く集まり、その様子がドローンで撮影された。
フロリダ州の島で撮影
この動画が撮影されたのは3月3日、場所はフロリダ州にあるシンガー島だという。
撮影したのはフロリダに在住している写真家のPaul Dabillさん。
彼によればビーチからカメラを搭載したドローンを飛ばし、沖合を撮影したところ、そこに多くのカマストガリザメが集まっていたという。それがこちら。
冬の間に移動を続ける
カマストガリザメはメジロザメ属のサメで、約2mまで成長し、硬骨魚や小さなサメ、エビやカニなどを捕食。魚の群れを襲う際に、回転しながら水面から飛び出すこともあるという。
またこのサメの生殖方法は胎生で、母親が体内で卵を孵化させ、子供は成長した後に体外へ出る。他のメジロザメ属の仲間と同じように胎盤を形成するとも言われている。
メスは1年おきに4から5匹を出産。子供は特定の成育場で育ち、大人になってもそこへ戻るという。
実際にフロリダ州付近でも、カマストガリザメは冬の間、数カ月かけて回遊し続け、2月になると、このビーチの沖合に数多く集まるそうだ。
Dabillさんも過去に、このようなサメの群れを何度も目撃してきたが、今回ドローンを使って撮影したのは初めてだと、語っている。
またカマストガリザメは飼育下で、単為生殖(メスが受精を伴わず子供を作ること)したサメとしても知られているという。(了)
出典元:Yahoo News:Drone Captures School of Blacktip Sharks Near Florida’s Singer Island(3/6)
参考:The World of Shark:カマストガリザメ(Carcharhinus limbatus)