火口付近に緑色の光、インドネシアの火山で不思議な写真を撮影
インドネシアで、火山の頂上付近に緑色の光が突き刺さっているような、不思議な写真が撮影された。
SNSで2.8万件の「いいね」
その火山とはジャワ島中央部にある「ムラピ山」だ。この山は、インドネシアで最も活動が盛んな火山とされている。
撮影したのは、インドネシア人の写真家であるGunarto Songさん。彼は5月27日にこの山にカメラを向け、4秒のシャッタースピードに設定していたという。
そして写真を見たところ、なんと山の火口付近に、緑色のレーザービームのようなものが映っていたそうだ。
その後、Songさんは写真をSNSに投稿。すると珍しい写真だとして注目を集め、現在までに2万8000件以上の「いいね」が寄せられた。
この投稿をInstagramで見る
2つの流星群の可能性
実は、この緑色の光の筋は、2つの流星群によって運ばれた隕石の可能性があるという。
実は撮影された当時は、みずがめ座η(エータ)流星群と、おひつじ座流星群が地球に接近していたそうだ。
みずがめ座η流星群流星群は4月19日から5月28日まで見ることができ、一方おひつじ座流星群は5月14日から6月14日まで観測できるという。
この緑色の輝きについては、隕石(または流星体)に含まれるマグネシウムの量によって決まるとか。
インドネシア国立航空宇宙研究所も「放射された光が緑色であることを考えると、ムラピ山付近で検知された流星は、マグネシウムという元素が多く含まれていたのではないかと考えられます」と語っている。(了)
出典元:MailOnline:Strange green light snapped shining out of Indonesian volcano was likely a meteorite, say experts(6/3)