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NASAが金星への2つのミッションを計画していると発表

NASAが金星への2つのミッションを計画していると発表
flickr_Kevin Gill

アメリカ航空宇宙局(NASA)は、金星の謎を探る2つのミッションを立ち上げると発表した。

 

金星の謎に迫るミッション

 

NASAのBill Nelson長官は演説において、今後金星に目を向け、2つのミッションを計画すると明らかにした。

 

この2つのミッションとは「DAVINCI Plus(Deep Atmosphere Venus Investigation of Noble Gases, Chemistry and Imaging Plus)」計画と「VERITAS(Venus Emissivity, Radio Science, InSAR, Topography, and Spectroscopy)」計画だ。

 

金星は地球の隣にあるにもかかわらず、NASAはこれまで30年以上もこの惑星の調査に力を注いでこなかった。

 

ミッションの目的について、Nelson長官は次のように述べている。

 

「このミッションでは、金星がどのようにして、鉛を溶かす地獄のような世界になったのか研究することになるだろう。私たちはこれらのミッションによって、どのように地球が進化し、生物が居住可能になったのか、また他の惑星はそうではないのか、など、さらなる理解が深まることを願っています」

 

2つのミッションの内容とは?

 

「DAVINCI Plus」計画では、金星の濃い大気を通して探査機が送り込まれるという。そして金星にかつて海があったのかを調査し、高解像度の画像で地表を撮影し、それが地球の構造と同じように、長い年月をかけて移動するプレートで構成されているかどうかを研究するという。

 

また第2の「VERITAS」計画では、レーダーを使って金星の地勢の地図を作成したり、赤外線を照射して岩石の種類を調べたりするそうだ。ミッションを選ぶことに関与したNASAの科学者であるTom Wagner氏は、次のように語っている。

 

「金星のことがまだよく知られていないのは驚くべきことだが、これらの2つのミッションの結果を組み合わせることで、空の雲から地表の火山、そして核に至るまで、金星のことがわかるようになります」

 

ソ連は過去に30機以上の探査機を送っている

 

実は金星に関しては、ソビエト連邦が強い興味を示しており、1961年から1985年の間に30機以上の探査機を送り、金星を通過または着陸させていたという。

 

一方、NASAは1978年に初めて金星の大気圏に探査機を送り込み、最後に金星に探査機を送り込んだのは1989年。その探査機「マゼラン」は4年間金星を周回し、地図を作成した後、大気圏に突入して燃え尽きた。

 

今回のミッションについてNASAは、2028年から2030年の間に、宇宙船の打ち上げを行う予定としている。(了)

 

出典元:The Washington Post:NASA targets Venus with plans to send its first probes there in more than 30 years(6/2)

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