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ずっと1頭で暮らしてきたシャチ、自ら壁に頭をぶつけ自傷行為

ずっと1頭で暮らしてきたシャチ、自ら壁に頭をぶつけ自傷行為
Twitter/Phil Demers

カナダのマリンパーク内で暮らすシャチが、壁に頭をぶつけるなどの自傷行為をする映像が撮影され、人々にショックを与えている。

 

2011年から孤独に暮らしてきた

 

そのシャチとは、オンタリオ州にある「MarineLand」で暮らす、メスの「Kiska」だ。

 

この映像を撮影したのは、クジラなどを閉じ込めることに反対している活動家のPhil Demersさん。彼によれば、「Kiska」は2011年から仲間もおらず、ずっと1頭でマリンパーク内に残されてきたという。

 

そのため精神的にも追い詰められ、自らの頭を水槽の壁にぶつけるなどの、危険な自傷行為を繰り返しているそうだ。その様子がこちら。

 

動画は16万回も再生

 

以前、「MarineLand」でも働いていたDemersさんは、この動画を今年の9月4日に撮影。

 

「どうかこれを見て、シェアしてください。この残酷なことは、終わりにしなければなりません。#Kiskaに自由を」とコメントし、ツイッターに投稿した。

 

するとこれを見た人がショックを受け、現在までに動画は16万回も再生され、2000件以上もリツイートされたという。

 

5頭の子供たちからも引き離される

 

「Kiska」は現在、44歳。アイスランドの沖合で誕生し、その後捕獲され、1979年からずっと水槽の中に閉じ込められてきたという。

 

しかも2011年からは孤独に暮らしており、仲間は勿論、自分の5頭の子供からも引き離されてきたそうだ。同じ活動家のRob Lottさんも、「Kiska」の状態については、次のように語っている。

 

「野生で捕獲されたアイスランドのシャチ・Kiskaが過去40年間、人工的なコンクリートの環境で飼育されてきたことによる、直接的なストレスの結果です。残念ながら、これは特別なことではなく、Kiskaが見せた反復的で自傷的な行動は、他の飼育下のシャチにも見られ、ほとんど、あるいは全く刺激のない、不毛で特徴のない水槽での長年の退屈な生活が、このような形で現れるのです」。

 

またLottさんによれば、慢性的なストレスは、飼育されているシャチの免疫システムや生理機能を低下させ、病気や時には死をもたらすという。

 

このためシャチやすべてのクジラ、イルカは、飼育下での生活には非常に向いていないと述べている。(了)

 

出典元:iNews:‘Loneliest whale in the world’ seen bashing its head against enclosure wall in Canada’s Marineland(9/10)

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